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あなたの燃える手で

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クレオパトラの微笑み

10
どうしよう、あたしはこのショーツにシミを作ってしまった。
彼女はそれを知ってか知らずか、指をあたしのアソコに近づけてくる。
「真中様、脚をもう少し広げてもらっていいですか?」
「えっ? は……はい……」
「失礼しまぁ~す」
彼女は1度足首を持つと、少し大胆に脚の間隔を開けた。
振り返ると彼女はベッドに上がり、脚の間に両膝を付くと正座をするように
座った。あたしと目が合うとあの微笑みで見つめ返してくる。

あぁ、そんなに広げるなんて。
もう、もう見られちゃったかしら……恥ずかしいシミを。

そして不意打ちのように、彼女の指があたしのお尻に触れた。
この感覚は5本の指ではない。1本の指だ。1本ずつ伸ばした両手の指で、引き絞ったショーツに沿って触っている。
その場所は丁度アナルのすぐ脇だった。そこから指は下へと降りてくる。
たぶん彼女は掌を上に向け、伸ばした指を差し込むようにしているのだろう。指はアナルの脇からあたしのアソコの花びらに触りそうだ。

もうそれ以上は、それ以上はだめっ。だめよ青山さん……そんなトコロ。

「もう少しオイルつけますね。滑りが良くなりますから」
彼女がもう1度その指で触ったとき、さっきとは比べようもないくらい、その
指はネットリとヌルついていた。
指はあたしの太腿の付け根に沿って、ヌルヌルと前へと滑り込んでくる。
それは触れるところまで触るといった感じで、強引なまでに指先を押し進め
てきた。その時に彼女の手が太腿に当たり、あたしの脚を更に広げていった。
それが彼女の計算だったのかは判らないけど……。

あぁ、気持ちイイ。その焦らすような触り方が堪らない……。
あたしが感じているのも、ショーツの恥ずかしいシミも、それにこれだけ引き
絞られたショーツからは、きっとアソコの毛も見えている。
もうみんな、みんなあなたにバレている……。
そうでしょう、青山さん。

彼女は指を差し込んだまま、そこで試し書きを始めた。
ヌルつく指が花びらのすぐ横で、クネクネと動き回っている。
あたしは堪らず枕に顔を押しつけ、アソコを ”キュッ” っと締めつける。
そしてショーツに沿って、指をゆっくりと引き抜いていく。
そぉ~っと羽根で触れるように、それでいて少し爪を立てる感じ……。
枕に顔を埋めたまま、息を止めて必死に耐えるあたし。

あっ、あぁ~、だめぇ。そんなコト、そんなコトされたら。

でも指は、ワザとらしいくらいゆっくりと引き抜かれていく。

お願い青山さん、もう、もう別の場所に移って。お願いだから……。

ようやく指が抜かれた。でも息を吐く間もなくまた指が……ヌルッ。
あたしの中の青山さんが微笑みかけ、そして囁いた。

……さぁ、もう1回ですよぉ。真中様。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土