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あなたの燃える手で

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クレオパトラの微笑み


彼女の10本の指は、まるで蝶のようにあたしのお尻の上を彷徨っている。
フワフワとヒラヒラと、羽根のように軽いタッチ。
それが逆に、あたしの性感をジワジワと逆撫でる。
唯一あたしを守る鎧は、この店のショーツだった。
それは小さくて薄い鎧。
今のあたしを、あの指先から守ってくれる小さな城壁。

「真中様、ちょっとショーツずらしますよぉ。いいですか?」
「あっ、はい……どうぞ……」
そう言うと彼女はショーツの真ん中を引き絞るように細くした。
ショーツはTバック状態になり、あたしのお尻は完全に露出してしまった。
そしてそこに、あのオイルをヌルヌルと塗りつけた。
あたしの小さな城壁は破られ、指の侵入を許してしまった。
しかもあたし自身がそれを許したのだ……。
5本ずつに分かれた彼女の指は、お尻の左右で大きく5本の線を描き続ける。
1本の筋となったショーツに沿って尾てい骨まで上がり、そこから噴水のよう
に左右に分かれ、脚の付け根まで下るとお尻の膨らみにそって中心でまた一つ
になった。シンメトリーな動きはじっくりと繰り返される。
その感覚に、あたしの両足は突っ張ったままピクピクと震える。
もちろんお尻は ”キュッ” と引き締まったままだ。
これも全て彼女にはバレているだろう。今あたしがどんな状態なのか……。

……何かイヤラシイこと、考えているんですか? 真中様。
  べ、別にそんなこと……。
  本当ですかぁ? もうすご~く感じてたりして……。

彼女の指がまた試し書きのような小さな輪を描き始めた。しかもその動きで、
さっきのコースを周回し始める。指先は細かく動き、移動するスピードはス
ローモーションのように遅い。
お尻が更に引き締まり、脚は棒のようにピンと伸びたままになった。
彼女は何も言わず、指先であたしのお尻を周回する。
妄想は広がり、その声はリアルに頭の中で響いてくる。

……この触り方。さっきよりもずっと感じるでしょう。
  ほらっ、この辺……感じるみたいですね。お尻がキュッっと締まるから、
  みんな判っちゃいますよぉ。ほらっ、ほらほらほら、ほぉ~らっ。

「真中様、何かあったらおっしゃって下さいね……」
「は、はいっ、別に、なにも……」 
彼女の指が、尾てい骨から引き絞られたショーツに沿って真っ直ぐに下に降り
てきた。それはそのままあたしのアソコへと近づいてくることになる。
指先はジワジワと、ゆっくりゆっくり近づいてきた。
お尻の割れ目の可能な限り深いトコロまで、彼女の指が入り込んでいる。
細くなったショーツだけが、あたしの最後の砦だった。

……もしかして、もう濡れてますかぁ? このショーツ薄いから、濡れるとす
  ぐに判っちゃいますよぉ。
 
そうだ、あたしはもう完全に、ショーツに恥ずかしいシミを作って……。
どうしよう、どうしよう……。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土