2ntブログ

あなたの燃える手で

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そっと後から


あたしはカフェオレを飲みながら咲樹さんを待った。
咲樹さんは6時にはお店に来てくれた。あたしとの電話を切って、すぐに来て
くれたのが嬉しかった。
「大丈夫? 真由」
咲樹さんはそう言ってあたしの額に手を当てた。
「やだっ! 熱いわよ、一人で帰れる? ううん、だめね。そうだ、今日はあ
たしの所に泊まりなさい。ねっ? 真由。そうしなさい」
「でっ、でも……」
「遠慮なんてしてる場合じゃないでしょ。もっと体を大切にしなきゃ。それに
今アナタに倒れられたら、あのデザインはどうするの?」
「……」
結局あたしは押し切られた形で、咲樹さんの所に泊まることになった。

ミニスカートを履いた脚の綺麗な子がオーダーを取りに来た。
咲樹さんはコーヒーを注文した。
この子何だかあたし達のことを羨ましそうに見ていた。でもきっと気のせい。

咲樹さんの部屋は2LDKでとても綺麗な部屋だった。
居間に使っている部屋には大きな地デジ対応のTVがあって、それをソファに
寝ころんで見られるようになっている。TVとソファの間には黒い小さなロー
テーブルがあって、そこには空っぽの灰皿とリモコンが置いてあった。
「真由、今おかゆ作ってあげる。それ食べたらコレ飲んで」
「はい。ありがとうございます」
咲樹さんはあたしをソファに座らせると、白い錠剤を2錠テーブルに置いた。
突然泊まることになって、もちろん咲樹さんの家に泊まれるなんてすごく嬉し
いけど……、着替えもないし、第一何だか悪くって……。それにベッドだって一つしかない。咲樹さん、もしかしてこのソファで寝るつもりなのかな……?
でも、なんだかホッとして、あたしは溜息をついた。


咲樹は手早くおかゆとスープを作ると真由に食べさせた。
咲樹はおかゆに付き合いながら、真由の食欲にとりあえず安心した。
着替えのない真由に、咲樹は自分のスェットとトレーナーを着せ、
薬を飲ませるとベッドに横たえ、明かりを少し落とした。


『アマデウス』には何度も行ったことがあるから場所は知っていた。
あたしはバスに揺られながら、真由を今夜マンションに泊める事に決めた。
一人暮らしで具合が悪いときは、何かと大変なのはあたしにもよくわかる。
それにあの真由をこのまま放っておけないし、あの子の寝顔も見てみたい。
そんな思いもあった。もしかしたら一緒にベッドで……それもアリかも。

店に入るとすぐに、一番隅の席でカフェオレを飲んでいる真由を見つけた。
「大丈夫? 真由」
あたしはそう言って具合の悪そうな真由の額に手を当てた。
やっぱり熱い! あたしは真由に有無を言わせず、今夜泊まるように言った。
真由は黙って頷いた。

響子と呼ばれている脚の綺麗な子がオーダーを取りに来た。
あたしはコーヒーをオーダーした。何故かこの子があたしを見る視線がいつも
気になる。でもきっと気のせい。

マンションに帰るとあたしは真由をソファに座らせた。そしておかゆとスープ
を作って、二人でそれを食べた。あたしの作った夕食を残さず食べてくれた真
由にひとまず安心した。あたしは真由に自分のスェットとトレーナーを着せ、薬を飲ませた。そして寝室に移りベッドに横たえた。
「今夜はここでゆっくり寝なさい」
「でも、咲樹さんは?」
「あたしはソファでいいわ」
「でもそれじゃ……咲樹さんも……一緒に……」
あたしのベッドはセミダブルだから二人で寝れないコトもない。
「あたしと一緒がイイの?」
真由は上目遣いで、 ”コクリ” と頷いた。

Comments 2

チョコ  

いよいよ咲樹の毒牙?にかかっちゃう真由……。いよいよ待望のアナルプレイが
始まっていくのでしょうか…。愛のある、でも真由の事を苦しみ悶えさせて上げ
て下さいね~ワラ

OL咲子さんの方は、今3話を書いてます♪。

そういえば、日本シリーズがはじまりました。野球はそんなに興味はないんです
が、うち、読売新聞なので優勝したらいろいろもらえるから巨人を応援ですぅ。
F1でもハミルトンとマッサのチャンピオンシップ対決に今夜は徹夜です~。
セナやシューマッハのデビューの頃に似ているハミルトンを応援してます……
マクラーレンが好きだしワラ

ではでは……。
あ!祝日は確か蛍さま投稿されるんですね?
ドキドキしながら待ってます~。

2008/11/02 (Sun) 18:54 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
チョコさんおはようございます

やりましたねぇ、ラミレスのさよならホームラン。
小笠原の左手はチョット心配ですけど・・・。
この勢いで西武を下して欲しいです。

さて、咲樹のマンションに泊まった真由。
勿論このままでは終わりません。

続きをお楽しみに!

2008/11/03 (Mon) 07:55 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土