すれ違いラプソディ
28
両手を後ろで縛られた由梨に添い寝をし、まひるは指先でGスポット責めを開
始した。もちろん逝きそうなる由梨を焦らして楽しむためだ。
「逝きたい? 逝きたいの? 由梨」
「逝きたい、逝きたいです。もう逝かせてください。あたしこんなの……、堪
えられないかも……、しれません」
「だから楽しいんじゃない。逝きたくて逝きたくて堪らない体をじっくり焦ら
す。苦しみのたうつ体を虐めるから楽しいのよ」
「そんな……、あぁっ、あぁぁ~だめっ、もうだめっ」
「余裕綽々の体を虐めても、ちっとも面白くないわ」
「あぁぁ逝くぅ、逝く逝くぅぅ~」
「うふふっ、さぁ、ここからよ。ここからじっくりじっくり……ほらっ」
まひるは由梨の快感を見極め、絶頂を迎えるその瞬間をはぐらかしていく。
「あぁぁ~いあぁぁ~。逝かせて、逝かせてくださぃぃ」
「逝けないでしょう。これがずぅ~っと続くのよ。何度も何度も。気の遠くな
るくらい繰り返してあげる」
真昼の指先は快感を呼び寄せ、由梨はあっという間に逝きそうになる。
「あぁぁ~また、また逝きそう。もう、もう逝かせてくださいぃ」
「だめよぉ~。まだまだ逝かせない。由梨にはもっともっと苦しんでもらうん
だから」
「まだまだって、あとどれくらい、ですか……」
「そうねぇ、それは……、あたしの気のすむまで、かな? あと5分で終わる
かもしれないし。5時間続くかもしれないし。あたしの気分次第よ」
「そんな……」
「でも簡単には赦さないわよ。だってこんなに可愛いくて敏感なんだもん」
「えぇ?」
「こんな可愛い顔と体で生まれた由梨がいけないのよ。そう、みんな由梨が悪
いの」
「そんな……。あぁぁ、あぁぁ~また、また逝きそうですぅぅ~」
「うふふっ、ほらっ、逝けっ、逝ってごらん。逝けるものなら逝ってごらん」
「あぁ~逝くぅ~、逝く逝く逝くぅ、あぁ逝くぅ、逝きますぅ、あぁ先輩ぃ」
「もうちょっとねぇ、もうちょっとで逝けるでしょう由梨ぃ」
「あぁ逝くっ、逝く逝くっ、逝きますぅ、あぁ逝くっ、逝くぅぅ~」
しかしその瞬間。無情にもまひるの指はピタリと停止してしまった。
「あぁぁぁ~、いやぁぁぁ~、逝かせて逝かせてっ、逝かせてくださいぃ」
「だめよぉ~。残念だったわねぇ。可哀想ねぇ、由梨ぃ~」
由梨の半ベソの顔が、まひるの嗜虐心を煽って止まらない。この後輩の顔を見
ていると、もっともっと虐めたくなってしまうのだ。
「さぁ、もう1回最初からよぉ。思いっきり感じていいのよぉ。逝きそうにな
ったらまた止めてあげるから」
「いやっ、もういやですぅ。もう逝かせてください先輩」
「どうしようかしら? 由梨があたしの奴隷になるっていうなら、赦してあげ
てもいいけど……」
「奴隷……、ですかぁ……」
「そう、奴隷」
もちろん最初からこんなことを考えていたわけではない。千夜との距離を感じ
ている最近、寂しさを感じていたのか、それとも心がなにかを求めていたの
か……。とにかく口をついて出た言葉は "奴隷" だった。
しかし由梨は言葉をはぐらかし、まひるの申し出に応じることはなかった。
やっぱりこの子は千夜とは違う。そんな当たり前のことを感じると、まひるの
熱は急激に冷めていった。
そういえば今夜は七夕か……。織姫と彦星……。まるであたしと千夜。
やっぱりあたし達、ダメなのかしら……?
まひるは、ふとそんなことを考えた。
両手を後ろで縛られた由梨に添い寝をし、まひるは指先でGスポット責めを開
始した。もちろん逝きそうなる由梨を焦らして楽しむためだ。
「逝きたい? 逝きたいの? 由梨」
「逝きたい、逝きたいです。もう逝かせてください。あたしこんなの……、堪
えられないかも……、しれません」
「だから楽しいんじゃない。逝きたくて逝きたくて堪らない体をじっくり焦ら
す。苦しみのたうつ体を虐めるから楽しいのよ」
「そんな……、あぁっ、あぁぁ~だめっ、もうだめっ」
「余裕綽々の体を虐めても、ちっとも面白くないわ」
「あぁぁ逝くぅ、逝く逝くぅぅ~」
「うふふっ、さぁ、ここからよ。ここからじっくりじっくり……ほらっ」
まひるは由梨の快感を見極め、絶頂を迎えるその瞬間をはぐらかしていく。
「あぁぁ~いあぁぁ~。逝かせて、逝かせてくださぃぃ」
「逝けないでしょう。これがずぅ~っと続くのよ。何度も何度も。気の遠くな
るくらい繰り返してあげる」
真昼の指先は快感を呼び寄せ、由梨はあっという間に逝きそうになる。
「あぁぁ~また、また逝きそう。もう、もう逝かせてくださいぃ」
「だめよぉ~。まだまだ逝かせない。由梨にはもっともっと苦しんでもらうん
だから」
「まだまだって、あとどれくらい、ですか……」
「そうねぇ、それは……、あたしの気のすむまで、かな? あと5分で終わる
かもしれないし。5時間続くかもしれないし。あたしの気分次第よ」
「そんな……」
「でも簡単には赦さないわよ。だってこんなに可愛いくて敏感なんだもん」
「えぇ?」
「こんな可愛い顔と体で生まれた由梨がいけないのよ。そう、みんな由梨が悪
いの」
「そんな……。あぁぁ、あぁぁ~また、また逝きそうですぅぅ~」
「うふふっ、ほらっ、逝けっ、逝ってごらん。逝けるものなら逝ってごらん」
「あぁ~逝くぅ~、逝く逝く逝くぅ、あぁ逝くぅ、逝きますぅ、あぁ先輩ぃ」
「もうちょっとねぇ、もうちょっとで逝けるでしょう由梨ぃ」
「あぁ逝くっ、逝く逝くっ、逝きますぅ、あぁ逝くっ、逝くぅぅ~」
しかしその瞬間。無情にもまひるの指はピタリと停止してしまった。
「あぁぁぁ~、いやぁぁぁ~、逝かせて逝かせてっ、逝かせてくださいぃ」
「だめよぉ~。残念だったわねぇ。可哀想ねぇ、由梨ぃ~」
由梨の半ベソの顔が、まひるの嗜虐心を煽って止まらない。この後輩の顔を見
ていると、もっともっと虐めたくなってしまうのだ。
「さぁ、もう1回最初からよぉ。思いっきり感じていいのよぉ。逝きそうにな
ったらまた止めてあげるから」
「いやっ、もういやですぅ。もう逝かせてください先輩」
「どうしようかしら? 由梨があたしの奴隷になるっていうなら、赦してあげ
てもいいけど……」
「奴隷……、ですかぁ……」
「そう、奴隷」
もちろん最初からこんなことを考えていたわけではない。千夜との距離を感じ
ている最近、寂しさを感じていたのか、それとも心がなにかを求めていたの
か……。とにかく口をついて出た言葉は "奴隷" だった。
しかし由梨は言葉をはぐらかし、まひるの申し出に応じることはなかった。
やっぱりこの子は千夜とは違う。そんな当たり前のことを感じると、まひるの
熱は急激に冷めていった。
そういえば今夜は七夕か……。織姫と彦星……。まるであたしと千夜。
やっぱりあたし達、ダメなのかしら……?
まひるは、ふとそんなことを考えた。