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あなたの燃える手で

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マリアフレンズ

  EPISODE 4 ー白い魔女ー
20
夢の森駅東口を出て、線路沿いを5分ほど歩くと『夢の森病院』がある。
夢の森病院は外来患者の訪れる2階建てのA棟と、入院施設のある4階建て
のB棟の2棟から構成され、この2棟は向かい合っていて渡り廊下で結ばれ
ている。上空から見ればちょうどコの字形に見えるはずだ。
A棟とB棟の間は中庭になっていて、そこにはこの病院のシンボル的な存在
である、高さ20メートルを超す大銀杏が得意げにその枝を伸ばしていた。

夢の森病院院長である『如月真弓』は、椅子から立ち上がると、自分のスマ
ホをタップした。そしてそれを耳に当て、大銀杏を見下ろしながら相手の応答
を待った。5回ほどの呼び出し音の後、相手が出た。
「あっ、もしもし……? 婦長? 今ちょっと大丈夫? 誰もいない?」
婦長の『御堂雪絵』は、外来棟のA棟と入院棟のB棟を繋ぐ、渡り廊下を歩き
ながら後ろを振り返った。
「はい。大丈夫です。あたしだけです」
「後で来れる?」
「はい、今日はお昼で終わりですから」
「あらそうなの。それじゃ、帰りにいらっしゃい。楽しみましょう」
「あらっ、院長。なにするつもりですか?」
「そうねぇ、あなたが苦しむコト」
「まぁ、それは楽しみです。喜んで参りますわ」
「それじゃ、待ってるわ」
「はい、それでは……」
院長の真弓は薄く微笑むと、スマホを机に置いた。

婦長の雪絵はスマホを切ると、ポケットに入れた。
勤務終了まであと1時間。雪絵は真弓の呼び出しに淫らな期待をしつつ、何食
わぬ顔でその1時間を過ごした。
そして1時間後。雪絵はロッカーで着替えを済ますと、エレベーターで4階に
上がり、一番奥にある院長室へと向かった。

院長室は入院棟のB棟4階の最奥にある。普段この部屋を訪ねる者はなく、
院長に用があるときは全て内線で、というのが暗黙のルールとなっている。
室内は10畳程で、ドアを入ると正面に院長の机、その右側の壁にソファと
ローテーブル。反対側の壁には、50インチはある大画面モニターが一際目
を引く。南向きの窓からは大銀杏のある中庭が見下ろせる。

静かな院長室に、ドアをノックする音が2度響いた。
「どうぞ」
「失礼します」
部屋に入った雪絵は、正面の机に座った真弓と見つめあった。
「時間通りっていうか、10分も早いわよ。雪絵」
雪絵は振り返ってドアの鍵を閉めると、真弓に向き直った。
「院長のお誘いですから」
「もう、雪絵。二人きりの時は敬語も院長もやめて。そういう約束でしょう」
「あっ、申し訳ありません」
「だ・か・ら……」
普段の婦長という立場が、どうしても敬語を使わせてしまう。
「ごめんなさい、真弓」
「まぁいいわ。あなたらしくて……。それよりも、わかってるわね」
そう言って椅子から立ち上がった。
「えぇ、もちろんよ」
雪絵はシャツを脱ぐと、二つ折りにして机の上にフワリと置いた。
続いてスカート、ストッキング、ブラ、パンティと脱いでいき、あっという間
に全裸になった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土