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あなたの燃える手で

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マリアフレンズ

17
マリアと響子はようやく走り出した電車の最初の停車駅で降りた。
最初から降りる予定ない駅だが、理由はさっきの続きをするためだ。

「ねぇ、響子。あたしこの駅あんまり降りたことないんだけど……。もしかし
ら初めてかも……」
「あたしも駅周辺くらいしか知らないよ」
「そうなの?」
「うん。この駅ね、こっちの出口ほとんど人が通らないんだよ」
二人は人の流れから分かれ、人通りのない改札から外へと出た。すると響子は
そこからすぐ脇道に入った。そこは俗に言う横丁と呼ばれるような飲屋街で、
夜は賑わっていそうだが、朝の横丁に人の気配はない。
二人はそんな横丁の小さなビルの前にやってきた。
「ここぉ?」
「そう」
そのビルは3階建の小さな団地を思わせた。入り口も団地のようで、中に入る
とスナックなどが数件あり、突き当りにはトイレがある。
「そっかぁ、トイレかぁ。さすが響子」
「うん、そういうこと。でも1階じゃちょっと心配だから2階いこうか」
「うん、でも2階じゃちょっと心配だから3階いこうよ」
全ての階に飲み屋があるが、今は人の気配は全くない。
3階へと上がった二人は、女子トイレに入ると一番奥の個室へ入った。

個室の中は思ったより綺麗だった。便器は和式だが壁にフックがあり、そこに
カバンなどを掛けられるようになっている。
「さっ、それじゃ下だけ脱いで、あたしも脱ぐから」
「う、うん……」
マリアは自分も脱ぐと言った今日子の言葉に疑問を感じながらも、手早くパン
ティだけを脱いだ。目の前の響子も、鏡に映ったように同じことをする。
「ねぇ、マリア。トイレに入ったらなんだかオシッコしたくなっちゃた」
「えっ……?」
そう言って響子は便器を跨いだ。
この時もうマリアは、自分が何をされるのか大体想像がついていた。
「ちょっとするね、マリアはそこで見てて」
「うん」
響子はマリアが見やすいように中腰になった。
それが終わった時、響子が言うセリフも大体想像がつく。
「出すよ」
「うん」
すると一瞬の間を開けて、今日この淫化から、一筋の銀線が迸った。それはし
ばらく続き、やがて数滴の雫と共に終わった。
そして響子の言うセリフは……。
「はぁ、スッキリした。さっ、マリア。綺麗にして」
「うん」
やっぱり、想像してた通りだ……。

長年付き合った関係性が、こんな会話や状況を可能にしていた。
女主人である麗子も、アマデウスのママ良子も、そして親友である響子も、マ
リアがそれを欲していることを知っている。一見無謀に見える行為や言動も、
全てマリアを愛するが故の行為なのだ。これが彼女らの愛し方であり、マリア
の愛され方だった。そして事実、マリア自身そこに暖かな愛を感じていた。
だからマリアは、喜んで奴隷となるのだった。

マリアは響子と向かい合って便器を跨ぐと、そこに完全にしゃがんだ。
一方響子は立ち上がり、マリアに向かって腰を突き出した。そんな響子のソコ
には、まだ雫がキラキラと光っている。
マリアはそんな今日子のソコに、キスをするように口を寄せた。
「そうよ、キスして。マリア」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土