7マリアは、ヒメユリに連れられ "百合と柘榴の間" へと戻っってきた。マリアが戻るとすぐに、配膳係の美熟女がローテーブルに豪華なお膳を並べ始めた。体は媚薬で悶々としながらも、マリアは平成を装い割り箸を割った。「いっただきまぁ~す」「ごゆっくり……。もうすぐ女将さんが見えますからね」「あっ、はい。ありがとうございます」それだけ言うと彼女は入り口で一例し、静かに襖を閉めた。全てのお膳を平げたマリアは、座椅子...