23ホテルハーモニーの505号室には千夜とマリィが。そして506号室にはまひると由梨が入室した。もちろんお互い隣の部屋にいるとは夢にも思っていない。シャワーで汗を流した二人は、ベッドルームへと戻っていた。ベッドに座ったマリィの手には短い縄が握られ、千夜はその前に正面を向いて立っている。「後ろを向いて、千夜」「はい」「両手を後ろに」「はい」マリィは後ろに回した千夜の手首を短い縄でしっかりと縛った。「うふふっ...