4私が初めてディープキスをしたのも、この屋上だった。それまでの先生とのキスは、唇が触れるだけのフレンチキスだった。でもその日は、いつもは離れるはずの唇が離れなくて、私は先生の舌を唇に感じた。その舌はまるで唇が開くのを待っているかのようで……。だから私は唇を少しだけ開いた。すると先生の舌がそこから滑り込んできて、私の舌に絡まってきたのだ。その瞬間、胸の奥が "ドキッ" とトキめいたのを今でも覚えている。し...