24どれくらいの時間が経ったのだろう。ふと時計を見れば、さすがもう残り一時間を切っている。あと一焦らししたらそろそろ逝かそうか……。月子は息も絶え絶えのリリを見て思った。「さぁ、そろそろトドメを刺してあげましょうか。ねぇ、リリ」「はっ、はい。お願い致します。トドメを、私にトドメを刺してください」「そう。じゃあそうして、あ・げ・る」しかし月子は今まで通り、二匹の毛虫でリリをチクチクといたぶっていく。「あ...