5「せっ、先生……」急に肩を抱かれミサキはチョット驚いた。「あら、イイじゃない。肩くらい……。それともミサキちゃん。先生のコト嫌いなのかしら?」「そんな、そんなコトないです」校庭では、陸上部がリレーの練習が始まった。第一走者がスタートする。「だったらいいでしょう。先生はキスしたいくらいよ、可愛いミサキちゃんに」「えっ……?」その意味も判らず、ミサキは取り乱していた。「ねぇ、あなたのお父さんの研究。時空方程...