195月1日午前2時。小夜と円香は、全裸で1枚の毛布にくるまっていた。「うまくいったわね、お姉様」「そうね」「あいつら今から24時間厳重警戒で警備よ」「あいつらなんて、そんな言い方やめなさい円香。別にあたし達、警察に恨みはないはずよ」「そうだけど……。ダイヤはもうここにあるのに、ずぅ~っと偽物の警備なんて、笑っちゃうわ」「もう、いい加減にしなさい」小夜が優しく言った「だって、せっかく運搬車の前に飛び出し...