10麗子はマリアの上に覆い被さり、その耳元に唇を寄せるとそっと囁いた。「あなたを焦らして焦らして、生き地獄にドップリと漬けてあげる。マリアの辛い辛い生き地獄よ」「あぁ、麗子様、お許しください」そんなマリアに、また麗子の息が掛かる。「だめよ。動けないマリアを虐めて楽しむんだから」「そ、そんな……」「まぁ、そんな切ない顔して……。その顔をもっと切なくしてあげる」「麗子様……」マリアの耳に熱い息を掛けながら、麗...