9「マリア、今日は良子と響子ちゃんに可愛がって貰ったの?」「えっ?」「だって、あの2人が黙ってあなたを帰すなんて……、考えられないわ」「そ、そうですか?」「マリア、正直におっしゃい。可愛がって貰ったんでしょう?」「は、はい。実は……。ママにはマンションで、響子にはアマデウスで……」「やっぱりねっ。思った通りだわ。それでいっぱい虐めて貰ったのね」「は、はい。そう、です……」「いいのよ。別に責めてるんじゃない...