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あなたの燃える手で

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マリアのおつかい


「マリア、今日は良子と響子ちゃんに可愛がって貰ったの?」
「えっ?」
「だって、あの2人が黙ってあなたを帰すなんて……、考えられないわ」
「そ、そうですか?」
「マリア、正直におっしゃい。可愛がって貰ったんでしょう?」
「は、はい。実は……。ママにはマンションで、響子にはアマデウスで……」
「やっぱりねっ。思った通りだわ。それでいっぱい虐めて貰ったのね」
「は、はい。そう、です……」
「いいのよ。別に責めてるんじゃないの。ただ隠すのはやめてね」
「えっ……」
「マリアに隠し事されると、なんだか寂しいから……」
「麗子様……。あたし……」
「いいのよ、いいの。正直に言ってくれてありがとう、マリア」
「はい……」

そして麗子は半身を起こすと、マリアを "ジッ" と見下ろした。
この目は……。マリアにはお仕置きの予感がした。麗子がこの目をしたとき
は、必ずお仕置きされる。
もっとも、マリアはこのお仕置きが大好きなのだが……。

「でもマリア、もしもあたしがこうやって聞かなかったら、黙ってるつもり
だったんでしょう」
「えっ……?」
「いけない子ねぇ、マリアは。あたしに隠し事するなんて」
「ごめんなさい、麗子様。これからは自分から正直に言いますから」
「だめよ。悪い子はお仕置きしましょうねぇ」
麗子はベッドのサイドテーブルから、赤い革の手枷と赤い革の首輪を出した。
「それって、手枷……」
「そうよ。この間買ったの。手枷と首輪がお揃いなの。可愛いでしょう」
「それ、使うんですか……?」
「そうよ。勿論」

マリアは快感責めや焦らしに弱い。それは縛られたり自由を奪われた場合、特
に自分自身のM性を増長させ、いつも以上に興奮し感じてしまう。
麗子はそんなマリアを責め嬲るのが大好きだ。最もマリアもそれを好んではい
るのだが……。逝けない自分が辛くないと言えばウソになる。

「それは、お許しください」
「だぁ~めっ。赦さないわよ。ほらっ、両手を出しなさい」
マリアが逮捕される犯人のように両手を差し出すと、麗子はその手首に手枷を
嵌めた。するとそれはまさに赤い手錠に見えた。
「ほらっ、首輪もよ……」
続けて赤い首輪がマリアの首に巻かれ、それがベルトが止められた。
首輪には銀色のリングが一つ付いており、それは首の真後ろに位置している。
麗子は手枷と首輪を付けたマリアを眺めた。目立つはずの手首と首の赤は、逆
にマリアの肌の白さを際立たせていた。
「まぁ、とっても良く似合うわよ、マリア。そして最後の仕上げは……」
麗子はマリアの首の後ろにある、開閉式になっている首輪のリングを開くと、
その中に手枷の短い鎖を通しリングを閉じた。
これでマリアの両手首は、首の後ろに回されたまま固定されたコトになる。
「いいポーズよマリア。もうどうにでも虐められるわねぇ」
麗子は妖艶にニヤリと嗤った。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土