28ホテル・クイーンホリデーの18階にある「Bar MELLOW BLUE」。今夜の客は、リンダと楓だけだ。「うふっ、可愛い……、リンダちゃん」楓は水割りを一口飲むと、片手をリンダの腰に回してきた。リンダは2杯目のハイボールを飲み干した。心なしか楓との距離が近づいている気がする。しかしそれが気にならない。「3杯目飲む? 飲むなら奢ってあげる」「あっ、はい。いただきます……」気が大きくなっているのか、リンダは楓の言うま...