10青山は左右の手枷を金具で1つに繋ぐと、その金具を施術台の端にあるフックに引っ掛けた。「えっ? あのう、これって……」繋がれた両手をカチャカチャと動かし、マリアは不安げに青山を見た。「大丈夫ですよぉ、マリアちゃん」赤いフレームの奥の目が、蕩けるような瞳でマリアに微笑んでいる。「お尻をもっとこっちへ……」2人はマリアの腰を持ち上げ、脚の方へと引っ張った。マリアの両手がピンと張るように伸びる。そして足首...