5静江さんの長く伸びた小指の爪。それはあたしを責めるためにヤスリで鋭く整えられていた。彼女はその爪で、根元を糸で縛られた破裂しそうな肉豆の薄皮を切るように責め立てる。痛みと共に生まれる快感は、あたしを徐々に淫らな色に染めていく。「どう? 痛い? それとも気持ちいい? こんなに爪が食い込んで……」静江さんの爪があたしの肉豆に食い込んだまま、それは焦れったいくらいにゆっくりと動かしていく。「はぁぁ! い...