7蘭は最初に案内された部屋で眠っていた。「森山蘭。時間です、起きなさい」イングリットに起こされた蘭は、朦朧とした意識のまま再び隣の部屋に連れて行かれた。部屋の中央に連れて行かれた蘭の首と四肢を、何かが固定した。気が付くと蘭は、立ったまま両脚を大きく開き、上体を直角に曲げていた。その両脚には木枠が嵌められていた。その木枠は足首の部分だけがま丸くくり抜かれている物で、2枚の板を前後から合わせて使うよう...