34蜜壺に滑り込んだ真弓の指は、その蜜を指にまぶすように蜜壺の中をこね回している。思い出したようにゆかりの蜜壺が熱く濡れ始め、やがて淫靡な音を吐き出した。カランから吐き出されるぬるま湯は、洗面器の7分目ほどで止められた。御堂は慣れた手つきでガラス瓶から薬液を洗面器に適量注ぎ込んだ。床のタイルに硬い音を立てて再び置かれたガラス瓶のラベルに、ゆかりは『グリセリン』の文字を、そしてその横の置かれた浣腸器...