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あなたの燃える手で

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マリアの休日

☃8
「あらあら、老舗名旅館の女将がイイ格好ねぇ」
麗子は美春の真正面にしゃがむと、片膝を上げたソコを見上げた。
「ふふふっ、ココの毛は結構濃いのね」
そう言って縮れた毛をチョット摘む。
「あっ、いやっ、恥ずかしぃ……」
恥じ入る美春の顔が更に赤く染まった。
「もっとよく見せて……」
麗子は5本の指を揃え、両手の親指を美春の花びらの両側に添えると、その指
で花びらを左右に開いた。するとネットリとした赤い粘膜がそこに露出した。
「あぁ、いやっ……」
「まぁ、なんてイヤラシイ。もう濡れてるじゃない。匂いはどうかしら?」
花びらを更にグイッと拡げ、鼻から顔を近づけて匂いを嗅いだ。
「あぁ~恥ずかしいぃ、恥ずかしいです、お赦し下さい、氷見川様」
困惑する美春をよそに、麗子は匂いをかぎ続ける。
「あらあら、イヤラシイ匂いがプンプンするわねぇ」
乱れ髪の美春が、麗子の鼻から逃れようとその腰を捻る。しかし2本の縄で梁
に繋がれている為に、僅かに動くことしかできない。

麗子は腰を上げ、美春の正面に立った。
左手を彼女の腰に回し、顔は耳元に近づけた。そうして彼女と密着すると、右
手を開いた股間へと伸ばし、中指を数ミリだけ淫花の亀裂に入れた。
「あぁっ……」
その指を、亀裂に沿って上下に滑らせ、そのまま肉壺の入り口で彷徨わせた。
「あぁっ、あぁぁ~」
麗子は美春の耳元で、内緒話をするように言った。
「ふふふっ、こんなに濡らして……、指、入れて欲しい?」
「はい……、入れて下さい」
「まだだめよ、回りからじっくりと責めて焦らしてあげる」
「あぁ、そんな……」
最後に麗子の指先が肉豆に触れた途端、彼女の体がガクンと揺れた。
「まぁ、そんなに。あなた相当敏感のようね。楽しみだわ……」

麗子は美春から離れると、改めてバックの中身を見た。
バイブやマッサージ器に混じって、布製の筆箱が入っている。麗子はそれを手
に取るとチャックを開けた。中には新しい習字の筆と、ビニール袋に入った綿
棒があった。
「いいモノを見つけたわ」
麗子は太い筆を持つとそれを美春に見せた。
美春の目が一瞬大きく見開かれたのを、麗子は見逃さなかった。
それは見つかってはいけないモノを見つけられてしまった。そんな目だ。
「コレを使ってみようかしら」
「あぁ、それは……」
美春の顔が切なげな顔に変わった。

敏感な美春が、くすぐるような責めに弱いのは想像がつく。
なまじ敏感なだけに強い刺激より、フワッと触れるような刺激の方が堪え難い
のだ。普段敏感体質のマリアを責めている麗子は、この手のタイプを責めるの
は得意とも言えた。

麗子は筆を右手で持つと座布団に腰を下ろした。
左手で持ち上がった右足を掴み、軸足になっている左足は、片膝を立ててそれ
を踏んづけた。
これで美春はその場から移動することも、体を捻るコトも出来なくなった。

麗子は筆を手にすると、その穂先を指先でバラバラにほぐし始めた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土