2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

マリアの休日

☃6 
麗子が風呂から上がりテレビを見ていると、部屋のドアがノックされた。
「女将の美春でございます」
「どうぞ……、入って」
引き戸が静かに開けられ、和服姿の美春が姿を現した。片手には地味なトート
バッグを持っている。
美春は浴衣を着た麗子の横に正座をすると、そのまま頭を下げた。
「氷見川様、本日はご宿泊いただきまして、ありがとうございます」
「もう仕事は終わったの?」
「はい、今日はもう……」
「そう、それじゃゆっくり出来るわね」
「はい。……あのう、氷見川様。こういったモノはお好きですか?」
美春は持って来たバッグの口を広げると中身を見せた。
中には円筒形にまとめられた数本の赤い縄、大小のバイブやローター、それに
一番下には白い家庭用のマッサージ器が見える。
「まぁ、コレって……」
「よろしかったらお使い下さい」
「まぁ、こういうのが好きなの?」
「はい、とくに氷見川様のような、年上の方に責められるのが……」
美春は頬を赤く染めながらも、チョット嬉しげだった。
「いいの? そんなコト言って。あたしはしつこいわよ」
「はい、動けなくされて、弱いトコロを責められるのが堪りません」
「そう、それじゃそうして上げるわ。着ているものを全部脱いで……」
「はい」

美春は着物を脱ぎ長襦袢姿になった。和服のため元々下着は着けていない。
今着ているのは赤い長襦袢と白い足袋だけだ。
麗子はその姿が気に入り、まずは長襦袢を着た美春の両手首を背中で縛った。
「まぁ、これだけでも色っぽいわ」
赤い長襦袢を肩口からはだけさせると、大きな乳房を露出させた。
その状態で、襦袢の上から二の腕ごと縛り始める。1週目の縄は乳房の上を、
2週目は乳房の下を通し、上下の縄の間隔を狭めて、白い乳房が潰れるように
挟み込んだ。
「さてと……。そうね……」
麗子は美春の背中に新たな縄を結んだ。そして天井を見上げると、その縄を太
い梁に投げつけた。
梁の上を通って落ちてきた縄を下に引くと、美春の体が上に引かれた。それに
よって踵が少し浮き上がり、全身がやや前傾した。
麗子はその縄を美春自身に繋いだ。
不安定な体勢ながらも、彼女の股間はかろうじて長襦袢が隠している。
「そうしたら……」
麗子はまた新たな縄を手にすると、美春の右足の膝のスグ上を縛り、その縄を
また梁に投げつけ、さっきと同じように下に引いた。
縄を引くにつれ、脚はほぼ真横に90度以上持ち上がった。その膝が襦袢を左
右に開き、彼女の黒い茂みを顕わにした。
美春はちょうど掘炬燵の横で、片足立ちで梁から吊された格好となった。

麗子は美春を縛り終えると、自分の作品を見るように彼女を見た。
赤い襦袢と白い肌。痛々しいほど襦袢の上から食い込んだ縄。柔らかな乳房は
その縄に挟まれ、先端の赤い蕾がツンと前に飛び出している。
綺麗な脚線を描く軸足と、横に上げた右足の付け根には、黒い茂みが見える。

俯いた顔に掛かる乱れた黒髪は、なんとも言えず妖艶さを醸し出していた。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土