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あなたの燃える手で

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白い魔女

 8
ゆかりの手は響子の太腿の裏をゆっくりと這い登り、チェックのミニスカートの中に手首から先が消え、薄い布の上から柔らかなお尻をまさぐった。
その時、奥からママの呼ぶ声が聞こえた。
「響子ちゃん。チョットお願い」
「はぁ~い。」
現実に引き戻されたように響子のお尻から手を離した。自分のした痴漢ともとれる行為に、ゆかりは響子の目を見ることが出来ない。
「うふっ、いいんですよ。あたし男の人はダメなんです。じゃ、これでわかると思いますから」
響子はそう言うと、病院までの略図を書いたメモをゆかりに渡した。その一番下には、携帯のアドレスが書いてある。ゆかりは横にいる響子を見上げた。
「連絡してくださいね。1度ゆっくりお会いしたいです。なんちゃって。うふっ」
響子は子供のような笑顔を残して、店の奥へ消えていった。
なんちゃって……。その言葉が冗談なのか、照れ隠しなのか、ゆかりには判断しかねたが、そのメモを折りたたんでバッグにしまった。

ほんのりと朱に染まった御堂雪絵の体は、不完全燃焼のまま燻り続けていた。四つん這いからようやく体を起こし、顔に掛かる乱れ髪を指で直した。
真弓は既に白衣に袖を通し、ソファに腰掛けていた。真弓が胸ポケットからタバコを取り出したとき、ソファの背もたれに掛けられていた御堂の白衣から携帯が鳴った。
「すいません」
まだ全裸のままの御堂は、真弓に背を向け携帯に出た。
「はい。お待ちしておりました。今どちらに?……あぁ、はいはいっ。『アマデウス』ね。それじゃ反対の出口に出ちゃったのね」
真弓はソファから立ち上がり、御堂の後からそっと近づいた。
「駅にも案内看板が……」
御堂のお尻に真弓の手が触れた。ピクッと筋肉が引き締まるの掌に感じる。手はその中心を滑り降り、御堂のアナルに近づいてゆく。御堂は振り向き真弓の顔を恨めしそうに見ながら道案内を続けた。そして指先がアナルに触れた。
「いえいえ、その銀杏を目印に、んぁ、……」
御堂は後に手を回し、真弓の手首を掴んだ。案内を続ける御堂を余所に、真弓の中指はアナルを過ぎ、濡れた肉壺に侵入を始めた。
「ああっ、それから、必要な、……しょ、書類と……いっ、印鑑はお持ちですね」
真弓の指は何の抵抗もなく根元まで差し込まれ、まだ火照りを残す肉壺の奥を刺激した。御堂はその指を引き抜こうとしたが、真弓はそれを許さなかった。会話が終わりそうと見るや、指を肉壺の中でこね回す。
「そうですか。それでは……お待ちして……おります」
携帯を切ると同時に指は抜かれた。
「もう、院長。だめですよ。本当に意地悪なんだから」
「ふふふっ、もっとゆっくり話していればいいのに。でっ、誰から?」
「渡辺ゆかりからです。もうすぐここにやってきます」
「そう、献体のご到着ね。ふふっ、楽しみねぇ。雪絵」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土