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あなたの燃える手で

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白い魔女 2


ローテーブルの2つのコーヒーカップが、徐々に冷たくなっていく。
「でもマスコミに嗅ぎつけられたくないなら、用心に越したこと無いわね」
「……」
「患者さんの中にも気がつく人がいるかもしれないし……。どこからバレるか判らないわ」
「えぇ……、そうね」
「あなたが可能なら、診察はなるべく時間帯をずらした方がいいと思うわ」
その時、院長の机の上にある直通電話が2度鳴った。
「チョットごめんなさいね……」
真弓はソファから立ち上がると、受話器を取り上げた。

御堂は頭を傾け、受話器を耳に押しつけている。
「あっ、院長。御堂です。秋山さんの案内が今終わったんですが、何かご用がございますか? はい……、はい……、」
話の内容は聞こえないが、どうやら院長室に呼ばれそうな雰囲気だ。
御堂は片手にペンを持ち、メモを取り始めた。
「はい……、そうですか、はい……、はい……、すぐお持ちします。それで秋山さんは……、わかりました」
受話器を置くと御堂は美咲に振り返った。
「秋山さん、チョットここで待っててくれる。院長に呼ばれちゃったわ。もしかしたらあなたも呼ばれるかもしれないから、この電話が鳴ったら出てね」
「はい、わかりました」
それだけ言い置くと、御堂はナースステーションを出て行った。

「冬香。とりあえず診てみるわ。脱いでくれる」
真弓はそう言ってコーヒーを一口啜ると、カップをテーブルに置いた。
「えっ、今? ここで?」
「そうよ。その方が秘密も守れるでしょ」
「でも……」
「恥ずかしがることないでしょ。愛し合った仲じゃない……」
冬香は立ち上がるとブレザーをソファに置いた。
青空色のセーターを捲り、グレーのスカートを下ろしショーツを脱いだ。
ローテーブルの傍らに立つ冬香は空色のセーターだけになった。
スラリと伸びた素足をピタリと閉じ、恥ずかしそうに両手で前を隠した。
「それじゃ、ココに横になって。冷たいと思うけど……」
真弓はテーブルを片手で叩くと、コーヒーカップを机の上に片付けた。
冬香は小さなテーブルにぎこちない動きで横になったが、太腿の途中からは外にハミ出した。それで膝を曲げて足は床に付いている。

白衣姿の真弓は、上から冬香を見下ろしながら彼女の足の間に立った。
そしてそのまましゃがむと、両膝を立てて冬香のソコを覗き込んだ。
「あぁ、ねぇ、やっぱり恥ずかしいわ……」
「何言ってるの、今まで何度もあたしに見られてるクセに」
「でも、もう若くないし……、昔とは随分……」
「コレは診察なのよ冬香。医師と患者。今はそう言う関係よ」
「えぇ、そうね……。ごめんなさい」
冬香は静かに目を閉じた。
真弓は彼女の太腿に手を添えた。
「もう少し脚を開いて……。もう少し、そう、それじゃ診てみましょうか」
太腿に添えた両手をアソコへと伸ばし、丸見えになるようにした。
「あっ……んん」
「確かに大きくなってるかも」

その時、ドアを2度ノックする音が聞こえた。
「院長、御堂です」
冬香がハッとしてドアに首を巡らす。
「どうぞ、入って」
ドアが開き御堂が姿を見せた。そしてペコリと頭を下げた。
「失礼します」
「婦長の御堂よ」
「院長、言われたモノをお持ちしました」
「ありがとう」
御堂は片手にぶら下げていた袋をソファに置いた。
「真弓、あなただけじゃないの?」
冬香は明らかに狼狽していた。
「彼女は婦長よ。婦長が知らないなんてあり得ないわ。それに秘密は絶対守るから、安心して。婦長、こちらあたしの旧友なの。同じ高校と医大なのよ」
「まぁ、そうでしたか。婦長をしております、御堂と申します」
御堂はある企みをその胸に隠し、冬香に頭を下げた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土