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あなたの燃える手で

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BEACH GIRLS


アマデウス AM 10:10

「やっぱりちょっと遅刻かなぁ?」
『夢の森商店街』を早足で歩きながら、マリアは1人つぶやいた。
薄い水色のワンピースの裾がヒラヒラと波打ち、そこから色白の太腿がチラチラと覗いている。

ドアに『CLOSED』の札が掛かったアマデウスのドアを、息を切らせたマリアが開けたのは約束の時間を10分過ぎた時だった。
「あっ、おはよう響子……」
「10分遅刻ぅ~」
「ごめんごめん、これでも急いで歩いてきたんだけど……あっ……」
マリアは響子の向かいに座っている明日香と目が合った。
「あっ、どうも……はじめましてマリアです。あのあたし……」
「星野明日香です。マリアさんの事は響子からよく聞いてますよ」
「そうなんだ、何処までしゃべったのかな? ……ねぇ、響子?」
マリアは床にバッグを置くと、響子の隣の椅子に腰を下ろした。
「どこまでって? マリアがおっちょこちょいなとこ?」
「だからぁ、要するにあたしはアレで、そんでもって色々こう……響子もアレなわけだから……、ねっ? わかるでしょ?」
「全然……わかるのは今日これからでしょ? ねぇ明日香?」
「うんうん、想像してた通りって感じです。楽しみにしてます。マリアさん」
「こちらこそ……、よろしくね。明日香ちゃん」
明日香の熱く絡みつくような視線をマリアは感じた。
(やっぱり……。この子もアレだわ。何だか楽しみになってきちゃった)
その時ママが、マリアのアイスコーヒーもって現れた。
「いらっしゃい。マリアちゃん。はい、どうぞ。サービスよ」
「そんなっ、いいんですかぁ? ママ」
「いいのよいいのよ、気にしないで……。海に行くんですって? いいわねぇ、あたしの分も楽しんできてね、マリアちゃん」
「ママはさっき楽しんだでしょ? 3人で……」
ママの頬がわずかに赤らんだ。
(えっ? 3人で? 響子まさか……)
「マリア、早くそれ飲んじゃって。そろそろ行くわよ」
響子が立ち上がった。
「えっ、もう?」
「もう?って、マリアが遅刻したんでしょ。ほらっ、早くぅ!」
マリアはアイスコーヒーを一気に飲み干した。

3人は響子の車で海へと出発した。
途中大きな渋滞もなく、車は順調に南下しながら目的地へと近付いていった。
都会を抜けると車窓には徐々に緑が増え、やがて深緑に沸く木立の中へと車は潜っていった。木漏れ日のフラッシュを浴び、車は途中で細い脇道へと入った。やがて木立を抜けると目の前に海が広がった。

秘密の砂浜 PM 12:00

車はギリギリまで砂浜に近付いてとまった。
「到着~っ! ねっ! 誰もいないでしょう」
緑の木漏れ日は夏空に変わり、長く青い水平線がフロントガラスから飛び出している。響子と明日香がドアを開けると、熱気を含んだ潮風が飛び込んできた。
マリアを残し、2人が先に砂浜に立った。
「暑~いっ! 早くおいでよマリア。すごくキレイな海だよ」
最後に車を降りたマリアが2人に追いついた。
「本当だ……、こんな所があるんだねぇ」
「あたし達3人だけの、秘密のビーチよ」
「うんうん。貸し切りのプライベートビーチって感じだね」
3人は荷物を持つと、海に向かって白い砂浜を歩き出した。

Comments 3

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2008/08/17 (Sun) 17:47 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
◎◎さん、こんばんは

自分も今、趣味の写真のブログを始めようと思い、
色々と比較検討しています。

まず、ほとんどのブログは料金は無料ですよ。
fc2は携帯からでも記事をUPすることは出来ます。
(自分はやったことありませんが・・・) (^_^;)

まずはそのブログにアクセスして、
そこで色々調べてみたらいかがでしょうか。
ブログとは? といった説明から記事の投稿の仕方など、
およそのことは知ることが出来ますよ。

◎◎さんが、ブログを始めるのならば応援します!
(小説を書くのならば、なおのこと)

ただ、一つ言わせていただくのならば、
”継続” することが大切です。(出来れば定期的に・・・)
月に1回か2回の更新では、誰も訪れる人はいなくなってしまいます。
例えば、TVドラマもそうですよね。
今日第1話を見て、第2話がいつやるのかわからなければ
見逃してしまいますし、そのうち見なくなってしまいませんか?

偉そうなこと書いてしまいましたが、
お互い、新ブログ開設に向けて頑張りましょう!

2008/08/17 (Sun) 19:34 | EDIT | REPLY |   
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2008/08/17 (Sun) 22:18 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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