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あなたの燃える手で

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マリアと響子

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「いらっしゃい、マリアちゃん」
良子はマリアを寝室へと連れて行くと、マリアを後ろから抱きしめた。
「きゃっ、ママさぁん」
「うふっ、可愛い、マリアちゃん」
若鮎のように跳ねるマリアに、良子の両手に "ギュッ" と力が入る。
「もぉ、ママさぁん。離してくださいよぉ」
「ねぇ、マリアちゃんもたまには麗子と?」
「えっ? えぇ。たまにですよ。ホントにたまにです。もう、ママさぁん」
マリアは良子の手から逃れようと身を捩る。しかしそんなことで手が離れる
ワケもない。
「そう、そうなの。たまにしてるのね。ホントにたまに……」
「ま、まぁ……、そういうことです。ママさん、もう離して」
「じゃ、あたしともホントにたまに、ねっ? いいでしょ」
「えっ? それって……、どういう……、意味、で……、す?」
良子の手が突然離れた。しかしその途端、マリアの体は良子の腕の中で180
度 "クルリ" と回転し、マリアは良子と向かい合った。
「もちろんこういう意味よ」
良子の唇がマリアの唇に重なった。そして次の瞬間、生温かい柔らかな舌が
マリアの口に差し込まれた。
「んっ、んんっ……」
ヌメついた舌はマリアの舌を絡め取り、流し込まれた唾液は、魔女の媚薬の
ようにマリアを恍惚の極みへと運んでいった。

「あぁ、ママさん……」
マリアは服を脱がされ、パンティだけでベッドに横たわった。良子はそれを
追いかけるようにパンティだけになり、マリアに重なった。
「うふふっ、マリアちゃん、いい子だから大人しくして」
「えっ、で、でもぉ」
「いい子にできない悪い子は、縛って虐めちゃうわよ……」
そんな言葉がMの気持ちをくすぐるのを良子はわかっていた。もしかしたら
彼女は縛られたがっているのかもしれないと……。
「いいの? 縛られても……。動けなくされて、弱いところをじっくり責め
られちゃうのよ」
「えっ……?」
「やめてぇって言ってもやめないわよ。マリアちゃんが感じるように感じる
ように、徹底的に快感責めにしてあげる」
マリアの目が潤ってくるのがわかる。それはまるで意思とは関係なく、体が
欲している反応のようだった。
「女の体は女が一番よく知っている。そんな女が女を責める。それがどんな
に残酷なことか、わかるわよね」
「は、い……」
「麗子にも縛られたりされてるんじゃない?」
「そんなっ、そんなこと……」
「あらあらっ、随分はっきり否定するのねぇ。怪しいわぁ~」
「もうぅ、ママさぁん」
「いいのよ。確かめるだけだから……。快感責めでね」
「嘘ぉ、ですよねぇ?」
「ホントよ。手足を縛ってマリアちゃんの弱い所を徹底的に虐めてあげる」

そして1分後には、ベッドの上に数本の縄がとぐろを巻いた。
良子が縄を持って近づくと、マリアは大人しく戒めを受けた。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土