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あなたの燃える手で

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マリアと響子

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この匂いって、さっき麗子さんから香っていた、あの花の香りと同じだ。
「ねぇ、アリア。マリアのベッドから麗子さんと同じ香りがするよ」
「えっ? そっ、そぉぅ……?」
「別にいいんだよ、マリア。二人の関係のことは知ってるんだから。マリア
正直に話してくれたじゃん」
「うっ、うん。そうだよね」
マリアはベッドの端に座る、響子の隣に腰を下ろした。
「でもなんか恥ずかしくて……」
「でもね、あたしもマリアのこと、だぁ~い好き」
響子がマリアとの隙間を埋めるように抱きついた。すると二人はそのままベ
ッドへと倒れ込んだ。

「あぁん、響子ぉ~」
「うっふふっ、マぁ~リア」
なんとなく響子が上になり、そのままキスをした。
「んん~、もう、響子ったらぁ~」
「いいじゃん、あたし達もさぁ~、麗子さんとママみたいになろよぉ」
「そ、それは……、そんな急に……」
「こういうことはねぇ、いつだって急なんだよぉ」
響子はマリアの両手首を握ると、 "ギュッ" とベッドに押し付けた。
マリアはお尻までがベッドに乗っており、両足はまだベッドの外だ。しかし
上に響子がいて動けない。
「もう響子どいて、どいてよぉ~」
「どいて欲しい? どいて欲しいの? マリア。どうしようかなぁ~」
「もう、響子ってばぁ~」
「そうやって困ってるマリア、凄く可愛い。こうしたらどうなっちゃうの」
響子はマリアの耳に口を寄せると、その唇を尖らせた。そして耳の穴に優し
く息を吹きかけたのだ。
「はぁ~、はぁ~ん、だめっ、だめだよぉ~、そんなのだめぇ~」
マリアの全身から力が抜けていく。響子はそこにつけ込むように、マリアの
手首を握った両腕で、彼女の頭を横に向けたまま押さえ込んだ。
「あぁぁ~ん、動けないよぉ~」
「可愛い……。フーってされると、マリアそんな風になっちゃうんだ」
「だってぇ~」
「じゃ今度はもっと長くフーしてあげる……、ほらっ」
また優しく息が吹きかけられた。今度は長く、いつまでも息が耳の穴に入っ
てくる。風量は落ちたが、敏感なマリアにはそっちの方が辛い。
「あぁ~ん、だめっ、だめぇぇ~響子ぉ~」
「動けないでしょう。うっふふっ。何回もフーしてあげるよぉ」
響子に捕まったマリアの耳の穴に、息がいつまでも吹き込まれる。
「ねぇ、息を吹き込みながら耳舐められたら、それこそ堪んないでしょ」
「無理無理、そんなの絶対無理ぃ」
完全に動きを封じられたマリアは、それでも堪えるしかない。堪えるしかな
いが、敏感な体は堪えられない。堪えられないのに息と舌が嬲ってくる
「もうだめっ、もうだめっ、ホントにもうだめぇぇ~、響子ぉぉ~」
「もうだめ、なの……? じゃぁ、もっとしてあげる。ほぉ~ら」
耳を蹂躙した舌が、今度は耳から首の付け根までをゆっくりと往復する。
「ひっ、ひぃぃ~、そんなの、もっとだめだよぉ~」
響子の平たく広がった舌が、ゆっくりと舐め上がってくる。
「これとぉ~」
今度は尖らせた舌先が、チロチロと小刻みに動きながら舐め上がってきた。
「これ。どっちがいい?」
「どっちもだめぇ~」

力の抜けたマリアの体が、ビクビクっと震えた。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土