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あなたの燃える手で

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真夜中のティンカーベル

15 
「おかあさぁ~ん」
母を探す美琴の声が、庭で洗濯を干す園江の耳に届いた。
美琴は真琴の一卵性の双子の妹だ。

「おかあさぁ~ん。どこぉ?」
「こっちよ、美琴。なぁに?」
「あっ、なぁ~んだ、庭かぁ~」
美琴は庭に出ると園江の横に立ち、まだ残っている洗濯物を手渡した。
「あらっ、ありがと……。今日も早いのね」
「うん。まだ試験中だから……、今日もお昼で終わり」
確かに、美琴は今帰ってきたばかりの制服姿だ。
「ねぇ~、おかあさぁん」
美琴の手が、園江のお尻を下から撫で上げた。
「こぉらっ。誰かに見られたらどうするの」
「大丈夫だよぉ、これくらい……」
「もう、しょうがない子ねぇ……。それで? なぁに?」
「ねぇ、おかぁ~さぁ~ん。あのさぁ~」
美琴の手が今度は丸くお尻を撫で、そっと鷲掴みにした。
「ねっ……。いいでしょう」

すると園江が横を向き、美琴をネットリと絡みつくような視線で見つめた。
その目は継母故の、血のつながらない娘を一人の女、獲物として見る目だっ
た。それは園江と関係を持っている美琴にも十分分かっている。だから美琴
は負けじとその目を熱く見返した。

「まだお昼よ。いいの? こんな時間から……?」
「真琴は学校が違うから試験じゃないの。だから夕方まで帰ってこない
し……。ねっ、だから……」
「悪い子ねぇ……。またお母さんに可愛がって欲しいのね?」
「う、うん……」
美琴はお尻を撫でながら、恥ずかしそうに頷いた。
「ホントにしょうがない子ねぇ。お母さんの言うコトなんでも聞ける?」
「うん。なんでもいうこと聞く」
「この間みたいに虐めるわよ。それでもいいの?」
「うん。いいよ」
「それじゃ、先にシャワー浴びてなさい。お母さんもすぐ行くから……」
「はぁ~い」
美琴は園江の傍を離れると、サンダルを脱ぎ家に入った。

浴室から、美琴の浴びるシャワーの音が聞こえる。
見れば曇りガラスの向こうには、しなやかな若い肢体がみえた。
園江は脱衣所で服を脱ぐと、そっとドアを開けた。
「あっ、お母さん。お母さんも入るの?」
予期せぬ園江の乱入に、美琴は慌ててシャワーの向きを変える。
「いいじゃない。久しぶりに洗ってあげるわ」
「うん」
園江は両手をシャワーで濡らすと、ボディソープをたっぷりとその手に出
し、両手を擦り合わせた。
「後ろ向いて……」
美琴は狭いスペースの中で、器用に背中を向けた。
「うふっ、綺麗な背中ね」

園江はソープまみれの両手を、肩甲骨にベッタリと密着させた。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土