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あなたの燃える手で

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真夜中のティンカーベル

6
とある昼下がり、美琴の元気な声が、園江の立つ台所まで届いた。
美琴は真琴の一卵性の双子の妹だ。

「おかぁさぁ~ん。いるぅ?」
「はぁ~い、美琴ぉ?」
「うん」
美琴は家に上がり込むと、まな板の上でたくあんを切る園江の隣に立った。
「あらっ、どうしたの? 美琴。学校は……?」
「今は試験中だから、今日はお昼で終わり。イイでしょう?」
見れば美琴は制服姿だ。
美琴は手を伸ばし、たくあんを一枚摘み上げた。
「こぉらっ! ちゃんと手洗ったの?」
「いいじゃん、1枚くらい……」
「だめよっ、しょうがない子ねぇ……。それで、ご用件は? 小遣いのおね
だりかしら……?」
「違うよぉ~。おかぁ~さぁ~ん」
そう言って、美琴の片手が園江のお尻を丸く撫でた。
「まぁ、悪い子……。またお母さんとしたいのね……」
「うん。いいでしょう」
お尻で輪を描く手は止まらない。
「まだお昼なのにぃ?」
「うん。ねぇ、いいでしょう、お母さぁん」
手は波紋のようにお尻を撫で続ける。
「ホントにしょうがない子ねぇ。お母さんの言うコト、ちゃんと聞ける?」
「うん」
「ホントね。なんでも言うこと聞くのよ……。なんでも……」
「うん。いつも聞いてるじゃん」
お尻の手が止まり、その場で "ギュッ" と鷲掴みにした。
「そうね。それじゃ、お母さんのお部屋で待ってて。すぐ行くから……」
「はぁ~い」
美琴は園江の傍を離れると、二階への階段を登っていった。

園江が部屋に入ると、美琴はベッドに座っていた。
「立ちなさい。美琴」
その言い方は実の母というよりは、冷たい継母を思わせた。
血のつながらない怖い母。それに従う臆病な娘。これが幾度となく関係を重
ねてきた、二人のシチュエーションだった。

美琴がベッドから立ち上がると、交代するように園江が座った。
美琴は園江の真正面に立っている。
「そんなに短いスカート履いて……」
園江がスカートの裾を摘んで持ち上げた。
「あっ……」
反射的に美琴の両手が、スカートを抑えようと動いた。
「なぁに? その手は……。手は横、足は肩幅……」
「はい」
美琴は足を肩幅に開いた、気をつけの姿勢をとった。
「そうよ。何をされてもその姿勢のままでいなさい。いいわね」
「はい」
園江は改めてスカートを捲ると、下着の両端に指を引っ掛けた。

これから起こることを想像し、不安を隠せない美琴が可愛かった。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土