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あなたの燃える手で

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感悶寺 奥の院

十六
美鈴は両手首を1つに縛られ、天井から吊されていた。
脚はつま先だけが床に付いているような状態で、その場から移動することは出
来ない。勿論貞操帯もまだ装着したままだ。
そんな美鈴の目の前で、全裸の花壺と濡菊が立ったまま抱き合っていた。
そして美鈴に背を向けた濡菊の背中を、花壺の両手の爪がサワサワとくすぐっ
ていた。濡菊は背中から広がるゾクゾクとした感覚に、身悶えしながら花壺の
胸に顔を埋めていた。


「はぁぁ、はぁぁ~、あぁぁ~ん、あぁぁ~」
「どうしたの? 濡菊。美鈴さんの前でそんなはしたない声出して……」
「で、でも……」
「でも? でも、なぁ~に?」
「い、いえ、なんでもありません。申し訳ありません」
「そう、いい子ねぇ。さぁ、前を向いて、美鈴さんに全てをお見せするのよ」
濡菊さんが花壺さんの両腕の中で、濡菊さんがクルリと回り、あたしの方を向
きました。濡菊さんの顔の後ろに花壺さんの顔が見え、今まで背中に回ってい
た両手が、今度は胸を触ることになります。
「どうですか? 美鈴さん。 濡菊の体は……」
「ど、どうって……、言われましても……」
まさかそんな質問、どう答えていいか分かりません。
「き、綺麗です」
そう言う返事しか、あたしに出来ませんでした。
「綺麗……。そう、でも正直に言ってもらっていいんですよ。触りたいとか舐
めたいとか。それとも……、触って欲しいのかしら? ねぇ、美鈴さん」
「そ、そんな、あたしは……」
「うふふっ、もしそんな気持ちになったら、おしゃって下さいね」
そしてその後を、それを見ていた夢天さんが続けました。
「その気持ちの変化こそが、色魔が炙られ表面に出て来た証拠なのです」
「えっ……?」
「色魔はあなたの淫らな心を揺らし誘惑します。そして人の道を外れる方へ
と、あなたを誘い込むのです」
「はい、分かりました。そういうことなら、ちゃんと言います」
"もしそんな気持ちになったら" と、この言葉は心の中で言いました。
そして花壺さんが後ろから濡菊さんの乳房を持ち上げるように掴み、ゆっくり
揉みし抱き始めました。
「あぁっ、あぁぁ~ん」
「大きいでしょう、この子のオッパイ。とっても柔らかくて、マシュマロみた
いなんですよぉ。それに敏感で、感じやすいのよねぇ~、濡菊ぅ」
「は、はい、あたし、全身が性感帯になっちゃうんです」
「見てっ、このボリューム。凄いでしょう」
片手では収まりきれない乳房が、彼女の手の平から溢れ零れている。
「このピンクの乳首なんか特に、敏感なのよねぇ。ほらっ」
そう言って花壺さんが、左右の乳首を指先で "チョン" と摘みました。
「はぁぁっ、あぁぁ~ん、そんなっ、だめぇぇ~」
乳首を摘みながら、花壺さんがあたしを見ました。
「うふふっ、もう硬くなって、コリコリしてます。まるでグミみたいに……」
「グミ……」
「そう、グミです。食べたいですか? 美鈴さん。このピンクのグミ」
「い、いえ、あたしは……」
食べたい、本当は食べたい。濡菊さんの柔らかくて敏感なあの乳首。絶対美味
しいに決まっている。
「ほらっ、いいんですよ。食べても……」
二人があたしに近づきました。そして花壺さんが、彼女の後ろから乳房を持ち
上げ、その乳首をあたし唇に向けて近づけたのです。
その距離はもう、あたしが下を向いたら唇に触るくらい目の前なのです。
「ほらっ、お一つどうぞ、とっても美味しいですから……」
でもこの誘惑に打ち勝たねば、その時のあたしは、そんな考えに捕らわれてい
たのです。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土