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あなたの燃える手で

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感悶寺 奥の院

十七
花壺と濡菊は、美鈴の息が掛かるほど目の前にいた。
花壺は濡菊を後ろから抱きしめ、体を密着させながらも、その両手は濡菊の両
乳房を下から持ち上げている。そしてその乳房をあらためて鷲掴みにすると、
ピンク色の乳首を美鈴の口元に "グイッ" と差し出した。


その乳首は、あたしが頭を傾ければ届くほど近くにあるのです。あたしは目の
前にある、濡菊さんの乳首に唇を近づけました。
「美味しいですよ。ピンクのグミ……」
そして唇が触れると思ったその瞬間、花壺さんは手を離したのです。持ち上が
っていた乳房は元の位置に戻り、あたしの口元から遠ざかりました。
「うふふっ、食べだかったですか? ピンクのグミ……」
そう言って花壺さんは、指先で彼女の乳首を摘み上げました。
「ほらっ、見てっ。この色、この弾力、もうこんなにコリコリして……」
そしてそのまま乳首を引っ張り上げました。乳首は肉が伸びる限界まで伸ばさ
れます。
「あぁ~ん、花壺様ぁ。そんなに引っ張っちゃ……」
「そう、それじゃこうかしらぁ?」
今度はその乳首を抓り上げたのです。
「ひぃっ、い、痛いぃ~」
「ほらっ、我慢なさい。美鈴さんが見てますよ」
「でも、でもぉ~」
花壺さんは、乳首を抓り上げた力を緩めません。そのままの状態を保っている
のです。
「でもこうすると、お前の乳首はとぉ~てっも敏感になるのよねぇ。ねぇ、そ
うでしょう? 濡菊ぅ」
「は、はい。そうです。抓られた後は、凄く敏感になっちゃいます」
「特に痛みを与えた後に優しく触られると……」
花壺さんは抓り上げた指を離すと、今度は指先で乳首に往復ビンタを小刻みに
は浴びせ続けました。
「ほぉ~らっ、どう? こうされると……」
「ひぃぃ~、あぁぁ~、いいぃ。あぁぁ~、か、感じるぅぅ~」
「見ましたぁ? 美鈴さん。この子もう体中が性感帯になってるんですよ」
「体中が……」
「そうです。ほらっ、ほらっ、ほぉ~らっ」
花壺さんは濡菊さんのアチコチを指先でそっと撫で上げました。
すると濡菊さんの体は、まるで電流でも流されたようにビクビクと震えるので
す。彼女の崩れ落ちそうな表情が、その感度を物語っていました。
そしてそのたびに、彼女の熱い吐息があたしの顔に降り掛かるのです。
するとそれを傍らで見ていた夢天さんが、あたしに近寄ったのです。
「一緒に気持ち良くなりたいのではありませんか? 美鈴さん」
「は、はい……。何か変な気分に、なってきました」
「素直でいいですね。色魔が少しずつ炙り出されているようですね」
「そうなんですか……」
「そうですよ。でもまだ足りません。もっともっと炙り出してやらねば……」
夢天さんが不意に、後ろからあたしの顔を挟み付けました。
そして花壺さんは、濡菊さんの頭を両手で挟んでいます。濡菊さんは抵抗しま
せんから、その手は軽く後ろから頬を挟んでいる程度です。
それに比べ、あたしの顔を挟んだ夢天さんの腕には、少し力が入っているよう
でした。
すると花壺さんが、濡菊さんをあたしとキスをさせようと、その顔をあたしに
押し出すように近づけました。あたしの顔は夢天さんが押さえていますから、
あまり自由にはなりません。
濡菊さんの唇は、あたしの唇から二~三センチのところまで来ています。
「ほらっ、もう唇が触れそうですよ」
そして彼女の頭は、更にあたしに近づいて来たのです。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土