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あなたの燃える手で

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ピエロの方程式


「あのう先生、あたし……」
「イイのよ。でも誰にも内緒。絶対秘密よ」
「はい」
「イイ子ね。あなたには素質があるわ」
「素質……?」
「うふふっ、こういう素質のコトよ」
そしてまたキスをした。
ミサキにも、サラの言いたいコトは判っていた。
「でも、こういうの……、チョット抵抗あるし……」
「まだ自分で気が付いてないだけよ。受け入れれば楽になるわ」
「受け入れる……」
「そう、いつかあなたが悩んだときのためのアドバイス」
それだけ言うと彼女は、校舎の中へと姿を消した。

「いつか……、悩んだときのため……?」
さっきは先生の手前ああ言ったが、本当は思ったほど抵抗が無かったコトに、
ミサキ自身も驚いていた。
ミサキはサラの見えなくなった、校舎のへの入口を見つめていた。
サラが消えた屋上。しかしミサキの唇には、彼女の感覚が残っていた。
校庭を見下ろすと、既にリレーは終わっており、ハァハァと肩で息をしている
陸上部員達が、何やらコーチから指導を受けていた。


数日後。
全ての部活が終わり、校庭に残っているはミサキとサクラだけだった。
2人は数本のバトンを持ち、薄暗い校庭を体育倉庫へと歩いていた。
校舎で明かりが点いているのは、1階にある職員室だけだ。
「あぁ、もう、今日は遅くなっちゃったね、サクラ」
「うん、もう終わりかと思ったら、あそこから校庭10周なんて……、普通や
る? そんなコト……」
「ホントだよ。ねぇねぇミサキ。今日コーチ機嫌悪かったっけ?」
「だとしてもそんなコト、あたし達に関係ないのにさぁ。それはそうと、ミサ
キ姫にあられましては、ひどくお疲れのようで……」
「おおーおおー、わらわは疲れた、ひどく疲れたぞ。もうクタクタじゃ」
ミサキはガラガラと体育倉庫の扉を開けると、ドア横にある電気のスイッチを
入れた。倉庫の広さには不釣り合いな小さな裸電球が、薄暗い倉庫内にポツリ
と明かりを点した。明かりが着くとミサキは扉を閉めた。
体育倉庫は10畳程の広さがあり、ソコには陸上部が使うハードルやテニス部
のネットなど、部室に入らないモノが雑然と置かれている。
2人はバトンを壁の棚に置くと、棒高跳びで使うマットの上に寝転んだ。
「ふぅ~、ホントに鬼だわあのコーチ。鬼コーチってああ言う人のことを言う
んだわきっと……。ねぇ、姫様」
サクラがゴロンと寝返りを打ち、ミサキに近づいた。そして体を横に起こす
と、片肘をついてミサキを見た。
「そうじゃ、そうじゃ、あれこそ鬼コーチに間違いないぞよ」
ミサキは仰向けのまま、下からサクラを見る。
サクラは上半身を起こし、張っていそうなミサキの太腿を、冬用のウェアーの
上から掴んだ。
「おおー、これはこれは、かなり張っておりますぞ、姫様」
「そうか、やはりそうか。サクラよ、チョット揉んでたもれ」
「はい姫様。喜んでこのサクラ、姫様の御脚を揉ましていただきまする」
サクラの両手が、ミサキの太腿をヤワヤワと揉み始めた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土