7 麗子様は記憶をたぐるように、あの日の二人の痴態を話し始めた。「縁日で初めて響子ちゃんと良子に会ったでしょう。その時ビビッっときたの。分かるのよね、レズビアンのシックスセンスっていうか、女しか愛せない女のオーラっていうか……」「へぇ~、ビビッと」「しかも、マリアと響子ちゃんはどっか行っていなくなっちゃうし」麗子様は仰向けのまま、首だけをあたしに向けにっこりと微笑んだ。「あたし達、神社の裏の方...