17 あたしは右に手持った鞭を、胸の前で扱いてピンと張りました。「いやっ、怖いっ……」棒付きの足枷のまま、双葉は、ヨチヨチとあたしに背中を向けました。「うっふふっ。いいわよぉ、どっち向いても。あたしは鞭を振るうだけ」そして取り敢えず一発。あたしが腕を振ると、バラ鞭が双葉の背中を撫でるように当たりました。「きゃっ……」大袈裟な悲鳴が双葉から上がります。でもそれは恐怖が大半で、痛みや身体的ダメージはほとんど...