19わたくしが案内されたこの純和風の十畳ほどの和室。その中央には、見事な天然木のテーブルがありました。それは巨木を輪切りにしたもので、天然木の歪な輪郭を生かし、波紋のような年輪が浮かんだ重厚なものです。その表面は鏡のように磨き上げられています。高さはローテーブルくらいです。その周りには置かれた座布団に、わたくしと彩香さんは桃華さんの方を向いて座りました。そんな二人に背を向けて、桃華ちゃんが着物を脱い...