15満員電車で身動き取れないマリアと響子。響子はマリアの後ろに位置し、この時とばかりに、マリアのお尻を包み込むように触った。両手の自由もないマリアに比べ、なぜか響子にはそのスペースがあるらしい。しかもマリアにとっての不幸は、今日に限って膝上のスカートを履いてきてしまったことだった。「あっ、だめだよ、だめだよ響子」二人の会話は極小の小声だ。その声は電車の走行音にかき消され、周りには聞こえないくらい小さ...