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あなたの燃える手で

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ざくろ荘物語

23
「あぁぁ~ん、林檎さぁ~ん」
「あらあら、敏感なのねぇ、桃子ちゃん」
「あたし……、なんだか気持ち良く、なってきちゃった……」
「イイのよぉそれで。もっと気持ち良くなるマッサージしてあげる」
「えっ……?」
林檎は差し込んだ指で、クチュクチュと抜き差しを始めた。
「あっ、あっ、あぁぁ~ん、それっ、それイイィ~」
「気持ちイイ? でもまだよぉ。こうしながらココも……。ほらっ」
林檎は桃子の肉芽に指先でビンタをした。それは小刻みに滑るような動きだ。
「あぁっ、だめっ、ソコは……、あぁ、あぁぁ~だめっ、感じちゃうぅぅ~」
「んん~、これは感じちゃうわねぇ~。こうやってしっかりマッサージしてあ
げましょうねぇ」
「あぁ~林檎さん、逝っちゃうぅ、逝っちゃうぅぅ~」
「だめよぉ~。いくら特別マッサージだからって逝くなんて」
「だって、だってぇ~、あぁん、あぁん逝っちゃうぅ~」
「桃子ちゃんが逝っちゃったら、あたしの練習にならないでしょう。せっかく
練習台になって貰ったんだから、もっと頑張って貰わないと」
「でも、でもあたしもう、我慢できない……」
「そう、我慢できないのぉ。でもイイの? 女のあたしに逝かされても」
「えっ」
「ホントはカレシに逝かせて欲しいんじゃない?」
「カレシなんていませんから……」
「ホント? こんなに可愛いのに」
桃子の泣きそうなその可愛い顔を見ていると、林檎はもっと彼女を虐めたく
なってくる。
「あぁん、あぁんあぁん。だめぇ、逝くぅ、あぁ逝っちゃうっ」
「それじゃイイんだぁ、女に逝かされても」
「り、り、林檎さんなら……、イイです……」
「あらっ……」
林檎は戸惑った。すみれのキューピット役を買って出たハズが、これでは桃子
を横取りした形になってしまう。
桃子のコトは可愛いと思うが、林檎としてはすみれとの関係も壊したくない。
「ねぇ、桃子ちゃん」
林檎は責める手を少し弱めて、桃子に尋ねた。
「はぁ、はい……?」
「すみれちゃんのコト、どう思う?」
「どうって……」
「だから……。友達以上っていうか」
「すみれは友達ですけど?」
「そうじゃなくて、友達以上の付き合いって言うのかな」
「はぁ……。友達以上恋人未満、ってやつですか?」
「いや未満ではなく……、てさぁ……」
「はぁ……。何が言いたいのかよく……」
「ズバリ言うけど、すみれちゃんのコト、好き?」
「はぁ?」
「だからぁ、すみれちゃんのコト」
「好きですよ、あたし」
「えっ? あのね、あたしが言ってるのは、すみれちゃんが……」
「すみれなら別にイイかな……、あたし」
「えっ? イイって……?」
「取り敢えずOKって意味です」
「桃子ちゃん、あたしの言ってる意味ホントに判ってる?」
恋の矢は命中したのだろうか? 林檎はなんとなく不安になった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土