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あなたの燃える手で

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ざくろ荘物語

18
「それじゃ、服を脱いでソコのベッドに横になってくれる」
「はぁ、わかりました……」
桃子は恥ずかしがる出もなく、シャツのボタンを外し始めた。
「あのう、下着はぁ……?」
「ブラは取っちゃおうか……、じゃまだから」
「はい、判りました」
桃子は素直にブラを外すと、目の前のベッドに横たわった。
林檎はその様子を、アロマオイルなどの用意をしながら見ていた。
「あっ、俯せね、俯せ」
「すいません、あたしエステとか行ったコトなくて……」
「気にしない、気にしない」
林檎がは用意したモノを手に、ベッドの傍らに立った。
本来ならベッドの回りは360度歩き回れるのだが、自分の部屋のベッドは壁に
接しているのでそうはいかない。
それで林檎はその辺の事情を桃子に話し、ベッドに上がるコトにした。
「ごめんね、もうチョット脚開いて……」
林檎は桃子の脚の間に膝立ちになると、両手にオイルを塗り伸ばした。
「それでは始めまぁ~す」
「はぁ、はい」
さて、この子がホントにノンケなのか……。
その辺も興味あるトコロだが、すみれのキューピット役も仰せつかっている。
そして何よりもこの状況、言ってみれば牙を剥いたライオンの隣で、シマウマ
が昼寝をしているようなものだ。
すみれには悪いが、キューピットの心はもうすっかり悪魔へと、いやライオン
へと変身しそうだった。

指圧なども織り交ぜ、全身を一通りマッサージし終わると、それは卑猥さを帯
びたマッサージへと変わり始めた。

「ねぇ、こんな感じはどう? チョットくすぐたいかしら?」
今まで手の平を押し当てていたそれは、指先で触れるか触れないかのソフトな
刺激へと変わり、時折爪を立てて優しく引っ掻くような動きも見られた。
そんな林檎の指先が、桃子のアキレス腱からふくらはぎへと登っていく。
「はぁ、大丈夫です」
「そう、痛かったら言ってね」
「はぁ……」
膝の裏まできた手はそこくすぐり、Uターンを決めるとまたアキレス腱へと
戻っっていく。
林檎は桃子の反応を見守った。
まだ未開発なのか、それとも鈍感なのか。桃子にコレと言った反応はまだ見ら
れない。
「まぁ、まだ足だけだし……」
「はぁ、なんですか?」
「ううん、なんでもない。独り言」
「林檎さん、今のなんだか気持ちイイです」
「今のって、コレ?」
林檎は指先でそっと桃子のふくらはぎを触った。
「そう、それです、それそれ。今のそれ、なんだかあたし好きです」
「あらそう。それじゃ、もっとシテあげましょうか?」
「はい」
渡りに船とばかりに林檎は、手を膝裏から太ももへと進ませた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土