白い魔女 4
8
あぁ、明日、明日本当にこんな診察が……。
まさか、そんなコトあるワケない。
そう思ったとき、肉壺の中の指の動きが止まった。
それは、改めて妄想と現実のギャップに、目が覚めたのかも知れない。
あたしが勝手に期待して、妄想して……。そうだ、あたしは御堂さんとのメー
ルのやりとりを、自分の妄想の材料にしただけだ。明日病院に行っても、淡々
とした問診や診察が待っているだけ。それが当たり前なのに。
でも、でももし……。ううん、そんなコト……。でもメールには……。
イケナイ期待が何度も浮かんでは、泡のように消えていく。
現実はどうしようもない。でも妄想はあたしのモノだ。
そう思ったとき、また指が動き出した。指は院長の指となって、また秘密のポ
イントを責め始める。
「はぁぁ、ソコは、ソコはだめですぅ」
「あらっ、どうしのかしらぁ? ほらっ、ココを刺激するとキュッと締まっ
て……。何だかとっても気持ちイイみたい。ねぇ婦長、どう思う?」
「院長、秋恵さん感じてるんですよ。きっと今触ってるトコロが性感帯なん
じゃないでしょうか」
「そんな、そんなコトないです」
あたしは恥ずかしさのあまり、とっさの嘘をついた。
「そう、それならイイわよねぇ。もっと触っても」
「えっ……」
「ちゃんと触診して、異常がないのを確かめてもらわないとないと……」
「で、でも……」
「ほらっ、脚をちゃんと開いて。閉じないように押さえててげますからね」
ベッドに座っているあたしの脚を、御堂さんが横から押さえつけた。
「ほぉ~らっ、ココ、あらあらどうしのぉ? またモジモジし始めたわねぇ」
「はぁ、はぁ、あぁ、もうソコは……」
「まだまだ。こんな短時間じゃ何も判らないわぁ。もっと時間を掛けて触らな
きゃ……。ほらっ。コッチは、それじゃコッチ。もっと奥はどう?」
「あぁっ、ソ、ソコ。ソコ……、ソコソコソコォ~、だめっ、いやっ」
「んん~、やっぱりココ。それじゃココをピンポイントに。ほぉ~らっ……」
絶妙な力加減と指先の動きが、秋恵の秘密のポイントを責め立てた。
「あぁん、そんな、そんなにしたら、い、逝っちゃいます」
「あぁん、逝っちゃうぅ~、ですって婦長……」
「だめですよぉ、我慢しなきゃ。逝くなんて絶対だめです」
そう言ってる間にも、秋恵の絶頂への角度は急上昇していく。
「あぁ、でも、でも、あぁ、あぁ逝くぅ、逝っちゃうぅぅ~」
「だめですよ。逝かせませんよ、秋恵さん」
「ですって、怖い婦長さんねぇ。でも可哀想、こんなに敏感なのに。ホントは
逝きたいんでしょう。正直に言ってごらんなさい」
「そ、そんなコト、ないです……」
秋恵は、妄想の中の真弓から目をそらして俯いた。
「うふふっ、無理しちゃって……」
そしてまた真弓の指が絶妙の責めを見せた。
「はぁぁ~、そんなっ、あぁ、あぁぁ、だめっ。逝っちゃう、ホントに、ホン
トに逝っちゃう。あぁぁ~逝く逝く、逝っちゃう」
「やっぱり……、ホントは逝きたくて堪らないクセにぃ。こんなに指を締め付
けてるのがイイ証拠よ」
ふと気が付くと、あたしは自分自身を焦らしていた。
あたしには、どうしてもあのメールは誘っているように感じてならない。
もしも本当に焦らされでもしたらそれこそ……。
そして御堂さんがあたしの思っているような女性だったら、あたしの体は最高
のオモチャになるだろう。
でもそれも面白そうだ。だってあたしは "ド" が付くほどのMなのだから。
あぁ、明日、明日本当にこんな診察が……。
まさか、そんなコトあるワケない。
そう思ったとき、肉壺の中の指の動きが止まった。
それは、改めて妄想と現実のギャップに、目が覚めたのかも知れない。
あたしが勝手に期待して、妄想して……。そうだ、あたしは御堂さんとのメー
ルのやりとりを、自分の妄想の材料にしただけだ。明日病院に行っても、淡々
とした問診や診察が待っているだけ。それが当たり前なのに。
でも、でももし……。ううん、そんなコト……。でもメールには……。
イケナイ期待が何度も浮かんでは、泡のように消えていく。
現実はどうしようもない。でも妄想はあたしのモノだ。
そう思ったとき、また指が動き出した。指は院長の指となって、また秘密のポ
イントを責め始める。
「はぁぁ、ソコは、ソコはだめですぅ」
「あらっ、どうしのかしらぁ? ほらっ、ココを刺激するとキュッと締まっ
て……。何だかとっても気持ちイイみたい。ねぇ婦長、どう思う?」
「院長、秋恵さん感じてるんですよ。きっと今触ってるトコロが性感帯なん
じゃないでしょうか」
「そんな、そんなコトないです」
あたしは恥ずかしさのあまり、とっさの嘘をついた。
「そう、それならイイわよねぇ。もっと触っても」
「えっ……」
「ちゃんと触診して、異常がないのを確かめてもらわないとないと……」
「で、でも……」
「ほらっ、脚をちゃんと開いて。閉じないように押さえててげますからね」
ベッドに座っているあたしの脚を、御堂さんが横から押さえつけた。
「ほぉ~らっ、ココ、あらあらどうしのぉ? またモジモジし始めたわねぇ」
「はぁ、はぁ、あぁ、もうソコは……」
「まだまだ。こんな短時間じゃ何も判らないわぁ。もっと時間を掛けて触らな
きゃ……。ほらっ。コッチは、それじゃコッチ。もっと奥はどう?」
「あぁっ、ソ、ソコ。ソコ……、ソコソコソコォ~、だめっ、いやっ」
「んん~、やっぱりココ。それじゃココをピンポイントに。ほぉ~らっ……」
絶妙な力加減と指先の動きが、秋恵の秘密のポイントを責め立てた。
「あぁん、そんな、そんなにしたら、い、逝っちゃいます」
「あぁん、逝っちゃうぅ~、ですって婦長……」
「だめですよぉ、我慢しなきゃ。逝くなんて絶対だめです」
そう言ってる間にも、秋恵の絶頂への角度は急上昇していく。
「あぁ、でも、でも、あぁ、あぁ逝くぅ、逝っちゃうぅぅ~」
「だめですよ。逝かせませんよ、秋恵さん」
「ですって、怖い婦長さんねぇ。でも可哀想、こんなに敏感なのに。ホントは
逝きたいんでしょう。正直に言ってごらんなさい」
「そ、そんなコト、ないです……」
秋恵は、妄想の中の真弓から目をそらして俯いた。
「うふふっ、無理しちゃって……」
そしてまた真弓の指が絶妙の責めを見せた。
「はぁぁ~、そんなっ、あぁ、あぁぁ、だめっ。逝っちゃう、ホントに、ホン
トに逝っちゃう。あぁぁ~逝く逝く、逝っちゃう」
「やっぱり……、ホントは逝きたくて堪らないクセにぃ。こんなに指を締め付
けてるのがイイ証拠よ」
ふと気が付くと、あたしは自分自身を焦らしていた。
あたしには、どうしてもあのメールは誘っているように感じてならない。
もしも本当に焦らされでもしたらそれこそ……。
そして御堂さんがあたしの思っているような女性だったら、あたしの体は最高
のオモチャになるだろう。
でもそれも面白そうだ。だってあたしは "ド" が付くほどのMなのだから。