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あなたの燃える手で

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白い魔女 4


土曜日の朝、あたしは8時にメール出すと、その後30分程軽いジョギングを
した。そしてシャワーを浴びると、まさかとは思いながら、いやどこか御堂婦
長からの返信を期待してサイトにアクセスしてみた。
「えっ、本当に……?」
すると、何と返信が来ているではないか。いい意味で期待を裏切られたあたし
は、早速そのメールを読んだ。

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   こんにちは。
   『夢の森病院』、婦長の御堂です。
   早速返信していただいて、ありがとうございます。とても嬉しいです。
   来院はいつでも、秋恵さんのご都合のよろしいときで結構ですよ。
   受付で名前を言っていただければ、スムーズにご案内できるようにして
   おきますから。
   もしご希望であれば、秋恵さんの妄想を逆手にとって、これは少々逆療
   法的で特殊な治療の範疇ですが、体に少々刺激を加える治療も考えてい
   ます。この治療は、敏感な人は感じてしまう人もいます。でも恥ずかし
   がるコトはありませんよ。
   ご都合が付きましたら、このメールで構いませんので日時をお知らせく
   ださい。
   お会いできるコトを楽しみにしています。
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そしてもう1度気になるところを読み返した。
"体に少々刺激を加える治療" 敏感な人は感じてしまうコトもある"
もう秋恵の心は決まっていた。
秋恵はその場で返信した。

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   こんにちは。秋恵です。
   なんだかあたし、凄くドキドキしています。
   だって、あたしの妄想を逆手に取るだなんて。一体どんな治療を受ける 
   のかと……。それを妄想するそれだけで興奮してしまいます。
   それにあたしとっても敏感ですから、きっと感じてしまいます。
   それと来院の日時ですが、急ですが今日か明日はどうでしょうか?
   平日は仕事で難しいので……。
   よろしくお願いします。
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そして10時。院長の如月真弓と婦長の御堂雪絵は、このメールを4階の院長室
で読んだ。
「うふふっ、今日か明日ですって……。もうすっかりあなたのエサに食いつい
てるじゃない。後は釣り上げるだけね」
「もう釣り上げたようなもんです。後はまな板の上でジックリと……ですよ」
「本人が敏感だと言っているんだから、今回も楽しめそうね」
「えぇ、楽しませて貰います。ゆっくりと時間を掛けてね」
「あなたらしいわね、雪絵」
「それで院長、彼女はいつ頃……?」
「それなんだけど、今日新しい媚薬が届くのよ。だから明日。日曜なら急患だ
けで外来はないし、それこそゆっくり楽しめるわ」
「成る程、それでは明日ということでメールしておきます」
「それから、媚薬が届いたら、あなたで試すわよ雪絵」
「はい、お願いします」
少し照れたように、御堂は頭を下げた。

そして夕方、媚薬は院長室に届けられた。
御堂は真弓に呼ばれると、一旦帰宅するフリをして、コッソリと裏口から院長
室へと向かった。そこでは淫らな微笑を浮かべた真弓が待っていた。
「さぁ、判ってるわね……」
「はい……」
御堂は真弓の目の前で、自ら全裸になった。
そんな御堂に、真弓は黒い縄を持って近づいた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土