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あなたの燃える手で

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アリスの魔法

23
「先輩どうして、どうしてあの力のコトを……???」
「それはね、あたしにもそんな力があるからよ」
「えっ???」
「うふふっ、驚いた? でもあたしも驚いたのよ。あなたがあのカフェで美香
さんに力を使っていたのを知ったときは……」
「えっ……」
「あの店の、あたし達が座っていた場所からは葉っぱの陰になる席に座ってい
たでしょう」
「先輩、知ってたんですか?」
「まぁ、あたしも力が使えるから」
「えっ? 先輩も力が……?」
「美香さんの体に起こったコト……。まるで金縛りに遭いながら感じてるみた
いだったわ。これって、もしかしてって思ったの。それにあなたのコトは、後
から思い出したんだけどね」
「あの……、先輩の力って……?」
「そんなコトより、あの人はあたしを都合のいい女ぐらいにしか見てないの。
だから。あの人にとってあたしはオモチャみたいなモノなのよ。飽きればきっ
と捨てられるわ」
「そんなっ……。涼子先輩が捨てられるなんて、そんなコトあり得ません」
「ううん、そんなことないわ。付き合っていたあたしが言うんだから」
「でも……」
「そんなコトよりアリス。明日の手伝って欲しいコトだけど……」

そしてあたしは、涼子先輩の明日の予定を聞いた。
それは予定というよりも計画、いや計略と言った方がイイかもしれない。
だってあたしの聞いた内容は、あの美香っていう人に一泡吹かせる、涼子先輩
の復讐劇のシナリオだったからだ。


翌日の日曜日。
あたし達は車で美香っていう人の家に向かった。
先輩がアノ人になんて言ったか知らないけど、アノ人はニコニコしながら家か
ら出てくると、あたし達を中に迎え入れた。

「もう涼子ったら、3人で楽しもうだなんて。そんなコト言う子じゃないと
思っていたのに」
「だって……。その方が快感も3倍になるような気がして……」
えっ、先輩ったらそんなコト言ってたんだ。
まぁ、それならそれで予定通りだけど。だけどチョット驚き。
「それでこちらが、アリスちゃんね」
「あっ、はい。有沢アリスです。よろしくお願いします」
「まぁ、可愛いわね。あたしあなたみたいな子、大好きよ」
そしてあたしを絡みつくような視線でネットリと見つめた。先輩という人があ
りながら、そんな目であたしを見るなんて。この人、本当に先輩の言っていた
通りの人だって、あたしはその時思った。

うふっ、でもこの人は知らない。これから自分がどんな目に遭うかを……。
そして何しろ今回は、先輩公認のお墨付きなのだ。これはもう限定解除。要す
るに力の大放出間違いなしだ。
あたしの力で、存分に辱めて、そして虐めてアゲル。
いつになく集中力が増しているような気がする。そんな充実感があたしを包み
込んでいた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土