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あなたの燃える手で

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Summer Ecstasy

【5】
「あっ、ママさん……」
その声に振り返れば、そこには日本人離れしたハーフっぽい顔がニッコリと微
笑んでいた。それは『カフェ・アマデウス』のママこと加納良子だった。
アマデウスは響子のバイトしている店で、マリアも響子も彼女のコトをママと
呼んでいる。年の頃は四十路の坂に差しかかった頃だ。
ちなみにママは、ことのほかマリアのことが気に入っている。
時計の針が正午を回ろうとしている頃、ママは絡みつくような熱視線で、ワン
ピース姿のマリアを見つめた。

「毎日暑いわねぇ、あらっ、お買い物? マリアちゃん」
「あっ、はい。新しいサンダルを……」
歩み寄ったママに、マリアは袋の中身を見せた。
「あらっ、可愛いサンダルねぇ。良かったらどうぞ。何か冷たいモノでも飲ん
でいかない?」
「えっ? でも、今日お休みじゃ……」
見れば店内の電気は消え、カーテンも引かれている。
「えぇ、今日から3日間は夏休み。響子ちゃんもいないしね」
「そうなんですか」
「うん、だからチョット片付け。そんなコトより、マリアちゃん……」
ママはマリアの手首を掴むと、半ば強引に店の中に引き入れた。
「たまには付き合って……。ねっ、いいでしょう」
「あっ、は、はい……」
ママは入口のシャッターを閉めるとドアを閉め、マリアに振り返った。
「アイスコーヒーでイイ?」
「あっ、は、はい……」
「適当に座ってて、すぐに作るから」
店内の明かりは、壁際のソファの席の真上だけが点いている。マリアはなんと
なくそのその席に座ったが、カーテンから差し込む光で、照明が無くてもそれ
なりの明るさはあった。

奥の厨房から、2つのアイスコーヒーが運ばれてきた。
ママはそのうちの1つをマリアの前に置くと、自分はマリアの隣に腰掛けた。
「マリアちゃんと2人きりの時間が出来て、とりあえず乾杯」
「あっ、はい」
マリアは慌ててグラスを持ち上げ、ママのグラスに軽く当てた。そしてそのま
まアイスコーヒーを一口飲んだ。
「ねぇ、マリアちゃん。昨夜のバーベキューの後、響子ちゃんお泊まりしたん
ですってね?」
「えっ? はい……」
「でっ? どうだったの?」
「どう? って……?」
「響子ちゃんとマリアちゃんがお泊まりなんて……。想像しちゃうじゃない」
確かに今朝、そういうコトにはなったが……。
ママがまた、ウルウルと熱くマリアを見つめた。
「今はあたしと2人きり……、判るでしょう……?」
「はい……?」
「だからね、つまりこういうコトよ」
「あっ、ママさん」
ママはマリアを自分の膝の上に寝かせるように押し倒すと、そしてそのまま上
から唇を重ねた。
「あぁん、ママ……さん」
ママはキスをしながら、マリアのワンピースを腰まで捲り上げると、ショーツ
の上から蜜壺の入口を、中指の先でカリカリと引っ掻き始めた。
「はぁっ、はぁぁっ、いやっ、いやっ、あぁん、あぁぁん、ママさん……」
「まぁ、ココがこんなに熱くなって……。チョット調べてみましょうねぇ」
ママの右手が、マリアのショーツの中に潜り込んできた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土