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あなたの燃える手で

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御令嬢妄想奇譚

【41】
先生がポケットから出したモノ。それは中指ほどの小さなピンセットでした。
梓先生は、左手の指先で真珠の皮を剥き上げると、それを根本に押さえつける
ようにし、右手のピンセットで挟み付けたのです。
しかも念入りに、挟んだ皮をもう1度下へと剥くようにしました。
佐智枝さんの赤い真珠は、完全に剥き上げられ、丸裸にされてしまいました。
その真珠を、月の仮面が覗き込みます。

「まぁ、もう真っ赤ね。凄く痒そう」
「薬が粘膜から浸透した証拠よ。少し腫れたような感じでしょう」
「そうね。プックリとして、塗る前より少し腫れてるみたい」
「はぁぁ~痒い、痒い、お願い掻いて、掻いて掻いてっ、掻いてぇ~」
「ふふふっ、今が一番辛いときね。もう痒くてジンジンしてるハズよ」
「まぁ、可愛そうに……」

佐智枝さんの真珠は、痒みを感じる神経を剥き出しにされたようなものです。
しかも皮は剥かれたまま、根本をピンセットで挟まれているのです。
体の中で1番弱くて敏感な粘膜を、筆でじっくりと責め上げる。
それも最高に痒くなったところで……。
あぁ、なんて残酷な仕打ちでしょう。
そして可愛そうな佐智枝さん。
彼女が耐えなければならないのは、痛みや熱さではなく痒みです。まだ痛みや
熱さの方がましではないでしょうか。だって、痒いのは我慢できません。
痒いトコロが掻けない……、それはどんなに辛いでしょう。

月の仮面は手にした筆で、痒さと敏感の極致とも言えるソコに触れました。
無数にバラけた筆の穂先。その1本1本が、チクチクサワサワと、優しく優し
く触れるのです。それはきっと、焦れったくなるような優しさでしょう。
しかも筆の穂先が触る度、その痒さは何倍にもなって襲いかかるのです。
「いやぁぁ~、やめてっ、やめてっ、ソコは、ソコは赦してっ、お願い」
「ほぉ~らっ、ほぉ~らっ、ほらほらほらっ……」
消えそうで消えない、離れそうで離れない筆の穂先。それはネチネチと、執拗
にソコを責めていきます。
「はぁぁ~、いやっ、だめっ、やめてっ、やめてっ、やめてぇぇ~」
「んん~、やめないやめない。ほぉ~らっ、そぉ~っと上から下に……」
「ひぃっ、ひぃぃ~、やめてぇ~。気が狂うわぁ、あぁ~おかしくなりそう」
「まだまだ、今度は下から上よ。ほぉ~らっ、ほぉ~らっどうだ」
「ひぃぃ~、だめっ、だめっ、だめだめだめぇ~、もうやめてぇぇ~」
「んん~このチクチク、堪らないでしょう。まだまだジックリといくわよぉ」

佐智枝さんが、仰け反るように体を震わせました。
するとその体を、カラス、花、水の仮面が押さえつけたのです。
カラスと水の仮面は腰の左右を上から、花の仮面は頭を抱えるように持ち、そ
の顔を覗き込みます。
梓先生は既に、空いている片手で太腿を押さえつけています。
痒みに反射的に震える体も、4人掛かりでガッチリと押さえ込まれ、もう佐智
枝さんは完全に動けません。

「あらあら、動きたいのに押さえつけれて。可愛そうに……」
花の仮面が彼女の頭を抱えたまま、顔を近づけその唇を塞ぎました。
「はぁ~い、口を開けて下さぁ~い」
「か、痒いぃ、あっ、いやっ……」
花の仮面は佐智枝さんの鼻を摘み、半ば強制的に口を開けさせました。
そして舌が佐智枝さんの口の上で長く伸びると、その舌先から唾液が糸を引い
てタップリと滴り落ちたのです。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土