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あなたの燃える手で

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御令嬢妄想奇譚

【38】
佐智枝さんのあの目、あの表情……。
まるでもっと自分を虐めてと、言わんばかりのようにも取れます。
それとも乱れた髪や、憔悴した顔がそう見えるのでしょうか。

「いいからココに横になりなさい」
5人は有無も言わせず、佐智枝さんをカタツムリの上に仰向けに横たえたので
す。それは半円の頂点に佐智枝さんの腰があり、頭と脚は当然それより下に位
置することになります。
そしてまず両脚がカタツムリを跨ぐように拡げられ、足枷のリングが側面の金
具に繋がれました。そして両手は頭の先にある金具に繋がれたのです。
ソコに金具あるコトは、その時に初めて気が付きました。
手枷と足枷が外されなかった理由、それはこういうコトだったのです。

こうして佐智枝さんは黒いカタツムリの上に、拘束されてしまいました。
クレーンで吊られていた時を逆Y字形とするならば、脚だけを拡げた今もY字
形と言えると思います。
たださっきまでと大きく違うのは、カタツムリに沿って大きく仰け反った形、
特にツルツルに剃られた股間を突き出すような形で、仰向けに拘束されている
コトです。
ただ、一部始終を見ていたあたしの中には、もっと抵抗出来たのに……。とい
う思いがぬぐいきれません。
もしかしたらそれは、彼女のあの恍惚とした表情が答えなのかもしれません。
佐智枝さんはやっぱり、梓先生の……。
ふと気が付くと、目は天井を見つめていました。あたしは我に返って、また佐
智枝さんに目を戻したのです。

梓先生が、化粧クリームのような容器を手にしています。
先生の手の中にスッポリと収まった、その容器の色は真っ黒です。
先生は蓋を開けると、中身を指先に取りました。指先に付いたそれは、なんと
ショッキングピンクのクリームです。
先生はその手を佐智枝さんの股間に伸ばしました。
その手を目で追う佐智枝さんも、チョット驚いた様子です。
「いやっ、何? それは何なの?」
「今に判るわ……。ほらっ、剃ったばかりのココに塗って上げる」

ショッキングピンクのクリーム。その毒々しい色からして、それはどう見ても
薬ではないと思います。かといって普通のクリームを塗るとも思えません。
佐智枝さんには悪いですが、あたしはそのクリームに興味を持ちました。
そうです。クリームを塗られた佐智枝さんが、どんな反応を示すのか……。
あたしはココからそれを見守りました。
そして変化は、約3分後に起こったのです。

「あぁっ、何だか熱い、熱いわ。ねぇ、熱いの……」
「んん? なぁ~にぃ~?」
澄ました顔で梓先生が答えます。
「それを塗られたトコロが、何だか火照るように熱いのよ」
「そう、効いてきた証拠よ」
そう言って黒い容器を、佐智枝さんに見えるようにかざしました。
「ねぇ、何を塗ったの? 教えて」
彼女はカタツムリの上で仰け反った体から、首だけを持ち上げています。
「もうスグ判るわ、嫌でもね……」
すると佐智枝さんは、体に顕著な変化を感じたようです。
「あっ、いやっ、なんだか……、あっ、あぁ、いやっ、いやよっ」
仮面のセレブ達が、上から佐智枝さんの顔を覗き込みます。

佐智枝さんの体に、何が起こり始めたのでしょうか……。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土