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あなたの燃える手で

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クレオパトラの指先

20
「2ヶ所同時……? まさかそれって……まさ……か……」
「そう、ココとココですわぁ」
さゆりは左手でマリアの肉豆を剥き上げ、右手の中指を蜜壺に差し込んだ。
「あぁ~、そんなっ……。だめよっ、だめっ、あぁっ、あぁっ、あぁぁ~」
指がそこをクリクリと嬲りだし、剥き上げられた肉豆を、舌の先がチロチロと小刻みに舐め始めた。
「あぁぁっ、ひぃっ、ひぃぃ~、そんなの、そんなのだめっ、だめぇぇ~」
マリアの全身はビクビクと震え、腰は強烈な快感に浮き上がろうとする。
しかしそれを青山が、M字に開いた脚の上からガッチリと押さえつけた。
「ほぅ~らっ、動けない……」
さゆりの指と舌は、一瞬も止まらずにソコを嬲り続けている。
「あぁぁ~逝くぅぅ~、逝くぅぅ~、あぁ~逝くっ……、逝っちゃうぅ~」
青山を持ち上げるように、マリアの体が大きく波打つ。
「うふふっ、凄~いマリアちゃん。でも、こうしたら完全にダメでしょう」
青山は背伸びをすると、マリアの両脚の上に上半身でもたれ掛かった。
彼女の体重を受け、施術台を軋ませてマリアの体がグッと沈んだ。
「あぁぁ~だめぇ~、逝くぅ~逝くぅ~、あぁもうだめぇぇ~赦してぇ~」
青山は、マリアの体の反発に微笑みながら押さえつけている。

まるでセメントで固められたように動けないマリアは、今やさゆりの焦らしにただ堪えるしかない。しかもさゆりは逝く寸前の焦らしをネチネと繰り返す。
「逝かせてもらえないのぉ~? 可愛そうねぇ~マリアちゃん。こんなに感じてるのに逝けないなんて、もう生き地獄でしょう」
「うふふっ、生き地獄をタップリと味わっていただきますわぁ」

快感にその身を震わせながら、マリアは懇願するように青山を見つめた。
「ひぃぃ~逝くぅ~逝くぅ~。あぁぁ~逝かせてぇ~、逝かせてぇぇ~」
「まだよっ、まだ逝かさない。生殺しのままタップリ可愛がってあげるぅ~」
「ひぃぃぃぃ~、いっ、逝くぅぅぅぅ~、逝くっ、逝くぅぅぅ~、あぁぁ~」
「まだよぉ~まだよぉ~、まだまだ焦らすんだからぁ~」
「いやっ、いやっ、いやぁぁぁ~、逝くぅぅ~あぁ、あぁぁ逝くぅぅぅ~」
「ほぉ~らっ、逝けそうで逝けないでしょう。これがずぅ~と続くのよぉ~。さゆりさんはこうやって虐めるのが大好きなんだからぁ~」
「いやっ、そんなのいやぁ~。ひぃぃ逝くっ、逝く逝く逝くぅぅぅ~」
「んん~堪らないわねぇ~、まだまだジックリジックリ。ほぉ~らっ、また舐められちゃう。あぁーチロチロされてるのが、よく見えるぅ~」
さゆりの舌使いを眺めていた青山が、マリアに振り返る。彼女は赤いメガネの奥から、ニヤニヤと微笑みながらマリアを見下ろした。
「もうお顔まで真っ赤よぉ~、マリアちゃん」
「お願い、お願い逝かせてっ、あぁ~あぁ~逝くっ逝っちゃう、あぁいやぁ」
首を上げ必死に訴えるマリアを、青山は涼しい顔で見返した。手をこめかみにやり、赤いフレームをチョット上げた。
「生殺しはあたしも大好きなの。もっともっとその切ない顔を見せて」

どれ位こうしているのか、いや今が何時なのかもマリアには判らなかった。
思う存分マリアを嬲り尽くした2人は、最後の仕上げに取りかかった。

「さぁ、逝かせてあげる。逝くときのお顔、見ててあげますからねぇ~」
のし掛かった青山が、赤いフレームの奥からマリアの顔をジッと見つめた。
そしてさゆりの指と舌が、総攻撃とばかりにマリアを責め立てる。
「逝くっ、逝くっ、ひぃぃ~逝くぅ」
「わぁ、可愛いマリアちゃん……。そういう顔で逝くんだぁ~」
「逝く逝くっ、あぁ逝くっ、逝くぅ、逝く逝く逝っちゃうぅぅ~ひぃぃぃ~」
断末魔の喘ぎと共に、マリアの意識は白い霧に包まれていた。

マリアは着替えを済ませると玄関へと向かった。
「あっ、麗子様に連絡するの忘れてた……」
「ご心配なく。それならあたしがしておきましたわ」
「あっ、どうもすみません」
「麗子さんに ”よろしく” とお伝え下さいね」
「はい」
さゆりは意味深な笑みを浮かべると、マリアを玄関まで見送った。
「またいらして下さいね、マリアちゃん」
「お待ちしていますわ」
2人の丁寧なお辞儀にマリアもペコリと頭を下げた。
ドアを開けると、10階を吹き抜ける風が髪をフワリと持ち上げた。

「うわぁー、やっぱり外は暑いなぁ~」
マリアはマンションから外に出た。振り返るとソコには『夢の森グランドハイツ』と書かれている。
「へぇ~、そう言う名前なんだ、このマンション……」
大きな観葉植物のあるエントランスを歩きながら、マリアは真っ青な空を見上げた。その涼しげな色から受ける印象とは裏腹に、そこには肌を焼く灼熱感しか感じない。
通りに出ると、白いボディに陽光を反射させ、麗子のBMWが走ってきた。
マリアはタクシーを止めるように片手を振った。
フロントガラスの向こうに、涼しげな車内で微笑む麗子の笑顔があった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土