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あなたの燃える手で

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Lost Memory

10
「これでいいわ。思った以上に拡がったわね」
イリメラはメイの蜜壺をクスコで最大限に拡げきった。
そして目の前の粘膜のトンネルを覗き込むと、満足そうに微笑んだ。

窓を叩く雨は強まり、メイの心に不安を募らせていく。

続いてイリメラは、引き出しの中からコードの繋がったペンを取り出した。
それはペン先に長さ20センチ位の、針のように細い電極が付いている。
しかしその先端には1㎜程の玉が付いていて、刺さるようなことはない。
コードをタバコ大の箱に差し込みスイッチを入れると、ペンに通電を知らせる緑のランプが点った。
メイが首を曲げ、その一部始終を不安そうに見ている。
「リラ、もう少し高くして……」
リラがリモコンを操作すると、ベッド全体が上がり始めた。
メイの蜜壺がイリメラの目の高さへと上がってくる。
「ストップ。そこでいいわ」
「お待たせ、リラ。それじゃ始めるわよ」
「OK。……いいわよ」
イリメラは粘膜のトンネルを覗き込み、針のような電極を差し込んだ。
電極の先で粘膜に触れると、メイの太腿が ”ビクッ” と反射的に震えた。
「あっ、あぁ~ん。あっ、あぁ、いやっ、待って、ちょっと待って」
しかしイリメラはそれにかまわず検査を続けた。
「痛くはないはずよメイ。それどころか……、気持ちイイでしょ。ほらっ」
「あぁ~ん、だめっ、あぁホントに感じちゃうぅ、あっ、あぁん」
「ふふふっ、だんだん奥に逝くわよ。ほらっ、ほらっ」
粘膜に触れては離れ、銀色に輝く電極は蜜壺の奥へと入ってくる。
「あぁ、あぁ、あぁん、いやぁ、もう入れないでぇ」
「あら、もうすぐなのに……。あなたの一番感じるトコロ」
「イリメラ、数値が70を越えたわ」
イリメラは壁のディスプレイに目をやると微笑んだ。
「このやり方なら効果的にその場所が判るわ。確か昨日の場所は……」
イリメラは自分が指先で嬲った辺りに見当をつけ、ソコに電極で触れた。
「あぁっ、ひぃっ、だめっ、ソコはやめてぇ」
「やっぱりこの辺ね。ポイントを絞って刺激すれば、昨日以上の数値が得られるかもしれないわ。頑張りましょう、メイ」
「えぇ、あぁっ、あぁぁ~ん、でも、でもぉ~あぁ~ん、だめぇ」
「さぁ、何処が一番感じるかしら。あなたの感度は全部このグラフとカウンターが教えてくれるわ」
「あぁ~いやぁ、やめてぇ、そんなこと……」
「あなたの為よ……、メイ。じっくりと調べさせてもらうわ。ほらっ、こっちはどう? んん? ほらっ、ココ。あぁー感じてるわねぇ」
「あっ、いやぁだめぇ、ひぃぃ、あぁぁ、あぁぁ感じるぅ、あぁん」
「ココ? あらあらこっちも? ほぉ~らっ、ココも感じるでしょう」
電極が触れる度に数値とグラフと膨らみが上下する。やがて1㎜の玉はメイのツボとも言えるその一点を押し当てた。
「あぁっ、ひっひぃぃ~……あぁ~あぁ~あぁ~ひぃぃぃ……」
ソコに電極を当てているだけで、数値は88を示している。
「見てリラ。88よ。やっぱりこのやり方は正解ね。昨日はどうやっても85だったわ。そしてアノ瞬間が90。それがこの段階で88ってコトは……ここから逝かせたら……」
「そんなこと言って、また焦らすんでしょう。イリメラ」
「勿論よ。だってこの段階で何処まで上がるか調べなきゃ、そうでしょう? とにかく位置は判ったわ。あとはココを徹底的に……」
「意地悪ね、イリメラ先生は……」

そんな会話も今のメイには届いていなかった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土