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あなたの燃える手で

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彼女の秘密


真夏の日射しが照りつける週末。
あたしは『アマデウス』でミステリーを読みながら、静江さんを待っていた。
いつものように会話は弾み、そしてそのまま彼女の家に向かった。
それから10分後、あたしの携帯が着信を告げた。
「もしもし、……うん、……うん、……それじゃ後であたしから連絡するわ、……大丈夫よ。……うん、それじゃね」
あたしは携帯を切るとバッグに仕舞った。

家に着くと静江さんは持っていたバッグからキャットフードを出し、エマニエルという白い猫にそれを与えた。

あたしは彼女のベッドにX字形に縛り付けられた。手足を縛っている縄は、ベッドの4本の脚に繫がっている。
静江さんはベッドに上がり、あたしの脚の間に腰を下ろすと、全裸のあたしの腰の下に枕を入れた。それであたしの腰は弓なりに反り返り、大きく拡げられたその股間は、まるで彼女に向かって突き上げているようだった。
「1度コレで責めてみたかったの。効くわよぉ、コレは……」
そう言った彼女の右手にはマッサージ器が握られている。
彼女はスイッチを入れるとそれをあたしの太股の内側に当てた。太股の肉を振るわせて振動が蜜壺に伝わってくる。
静江さんはマッサージ器を左右の太股に当てながら、その収束点に近づけてきた。そして足の付け根で焦らすように足踏みをした。
「あぁ~ん、早くしてぇ~……静江さぁん」
「早く当てて欲しいんでしょう。今からイヤって言うほどシテあげるわよ」
静江さんは1度スイッチを切った。
「まずはこうしてしっかり当てて……」
そしてマッサージ器を立てるようにすると、その頭頂部であたしの突き上げられた肉豆に押し潰すように当てると、そのままスイッチに指を掛けた。
スイッチはダイヤル式で、”切” の状態から回すほどに強くなっていく。
「覚悟しなさい、直美」
静江さんは右手でマッサージ器を固定したまま、あたしの横に添い寝をすると、舌を長く伸ばしたまま乳輪を舐めまわした。
「あぁぁん、あぁん。」
乳首を口に含み舌で転がし始めた時、マッサージ器のスイッチが入れられ、
その強烈な振動に、あたしの蜜壺の奥はヒクヒクと波打つ程だった。
「あぁっ、あぁぁ~、いいっ、気持ちいいぃ~。あぁ、あぁ~」
「コレで責められたら、ひとたまりもないわねぇ? あなたのこの体は」
静江さんは乳首をしゃぶりながら上目遣いであたしの顔を見つめている。
その口元には残酷な笑みが浮かび、瞳には妖艶な光を湛えていた。
静江さんは体を上にずらすと、あたしに顔を近づけすぐ上から見下ろした。
そうやってあたしの表情を見ながら、マッサージ器のスイッチをゆっくりと ”強” へと回していった。
「あぁ、いいっ、あぁ~、あぁ~。あうぅぅん、あぁん、あぁ感じるぅ~」
「ほぉ~らっ、だんだん強くなるわよぉ~」
あたしの唇が触れるほど近くに静江さんの唇がある。彼女の息があたしの唇に優しく掛かり、あたしの吐息が彼女の唇をかすめていく。
彼女のゆっくりとした呼吸に比べ、あたしの呼吸だけが乱れ次第に荒く、そして熱くなっていく。
マッサージ器の振動音が徐々に甲高いものに変わっていった。
「ほぉ~らっ、堪らない。どんどん気持ちよくなって……、もう、どうしようもないでしょう」
「あぁ、いいぃ。もう、もう逝きそうぅ~、あっ、あっ、あぁ~逝くぅ~」
その顔を静江さんがすぐ近くからじっと見つめている。
「その切なげなあなたの顔、好きよぉ。ほらっ逝きなさい。ほらっほらほら」
「あぁ~あぁ~、逝く逝く逝っちゃうぅ~。あぁ~だっ、だめぇ~逝くぅ~」
「いいのよぉ、逝きなさい。逝かせてあげる。ほらっ逝きなさい」
「あぁ~逝く逝く逝くぅぅ~、ひぃぃ~あぁぁ~」
「気持ちイイでしょう? コレ」
しかし静江さんはマッサージ器を、私の肉豆に押し当て続けている。
「なぁに? どうしたの? まだ終わりじゃないのよ」
1度大きな波に飲み込まれた私の体に、2度目の大波がやって来た。
「あっ、あっ、いっいやっ、また、また逝きそうぅ~いっいやぁ~」
その振動は、逝ったばかりのあたしの性感をザワザワと煽り立てた。
「あぁ~逝く逝くっ、逝くっ逝くっ逝っちゃうぅ~、ひぃ~ひぃぃ~!」
「んん~どう? 2度目の絶頂は……。まだまだ逝ってもらうわよぉ」
彼女はあたしの顔を見下ろした儘、ダイヤルを、”強” に向けて回していった。
「あぁ~いやっ、いやいやぁ、またっ、また逝っちゃうぅ~、逝くぅ逝くぅ」
「ほぉ~らぁ~、我慢できない。あぁー逝きそうねぇ、ほらっまた逝くのよ」
3度目の波が、あたしを飲み込もうとしていた。
それは彼女への信頼も、わずかな疑いも、全てを飲み込んでいくようだった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土