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あなたの燃える手で

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白百合忍法帳

16
(慶安四年 七月十九日)

日が沈み、辺りが次第に暗くなっていく。
屋形船の中で、女は長襦袢の帯を解いていった。
白く光る艶めかしい肩を、赤い長襦袢が滑り落ちていく。
「珍しいねぇ、あんたみたいな子が声を掛けてくるなんて……」
「そうなの?」
「初めてだよ。女に声を掛けられたのは。女が好きなのかい?」
「うん」
「まぁいいさ。あたしゃ貰えるモノが貰えりゃ、男でも女でもね……」
女は裸になると、薄汚れた布団の上に膝をつき、碧に振り返った。
「さぁ、あんたも早くそれをお脱ぎ。たっぷり可愛がってあげるからね」
「うん」
碧は手早く着物を脱ぐと、全裸で布団の隅に立った。
「ほらっ、こっちにおいで……ここだよ」
碧は女の隣に歩み寄ると、そこに横になった。
女は碧に重なるように添い寝をすると、碧の顔を覗き込んだ。
「ふふふっ、可愛いねぇ」
女の唇が碧の唇に重なる。
碧は女の舌の侵入を許し、その舌に自らの舌を絡めた。
舌を絡めながら女が碧の上になった。唇を離し妖艶に微笑むと、片脚を碧の股間に入れ隙間を作り、そこに右手を伸ばした。その手が恥毛をまさぐり、肉壺の入口を探り当てた。
「あっ、あぁ~ん」
「んん? どうしたんだい。初めてじゃないだろう?」
「そっ、そうだけど……、あぁん、あぁ~ん、いいぃ、感じちゃう。あぁん」
「そうかい、それじゃここも舐めて上げようねぇ、ほぉ~らっ」
女は碧の左の乳首を口に入れると、舌先で転がした。
「あぁぁ~、あぁぁ~ん、いいぃ!」
「やっぱり感じやすいんだねぇ~、ほらっ、こっちもだよ」
今度は右の乳首を舌先でねぶりだした。同時に右手の中指が濡れ始めた肉壺に潜り込み、肉壺の感触を味わうように中でクネクネと動き回る。
「あっ、あぁぁん、あぁぁ~」
碧の腰が持ち上がり、足がつっぱたように震え始めた。
その腰を体で押し潰すように女は上になり、乳首をねっとりと舐め続けた。
碧の両手が女の背中に回り、その体を抱きしめた。
女の舌が乳首を離れ、その体は碧の手をすり抜けるように徐々に下に向かって移動していく。
「はぁ、はぁ、あぁぁん、あぁぁん、あぁぁ~いいぃ~、いいぃ~」
「ふふふっ、もっと良くしてあげるよ。ほらっ、もっと脚を拡げてごらん」
女は碧の足の間に体を割り込ませると、両手で太腿を左右に大きく拡げた。
碧の恥毛が女の息でサワサワと揺れ、その熱い息が肉壺の花びらを暖めた。
「ここが一番感じるだろう? ほらっ、ほらっ」
女の舌先が肉豆をチロチロと擽るように舐めた。
「あっ! あぁぁ~ん、そこはっ、あぁぁ~ん、だめぇぇ~」
「いいんだよぉ、もっともっとよがってお泣き……」
「あぁぁん、あぁぁん、だめぇ~、あぁん、あっ、あっ、あぁ~いいぃ~」
碧の腰が再び仰け反った。高く持ち上がった腰を追いかけるように女の首が上下する。蜜壺に挿入された指もそのままに、膨らみきった肉豆を、女の舌が乱舞し続けた。
「あぁぁ~ん、いいぃ、もっと、ねぇ、もっとぉ~」
「ふふふっ、いいだよもっといっぱい感じて……」
「うん、あぁぁん、あぁぁ~、あぁぁ~、いいぃ、いいぃ~感じるぅ~」
「まるでこの世の極楽浄土だろう?」
「あっ、あぁぁ~ん、本当に……。ねぇ、今度はあたしが極楽浄土に連れて行ってあげる。ねぇ、いいでしょ……」
そう言って碧は体勢を入れ替え、女の上になった。

川面に揺れる月明かりが、幾つもに千切れて揺らめいた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土