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あなたの燃える手で

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死神イングリット

23
蘭は目覚めると、いつものように部屋に通された。
(これで6部屋目。イングリットは7つの部屋があると言ってたわ。この部屋とあと1つ、7つ目の部屋をクリアすれば解放される。でも本当かしら?)
蘭が足を踏み入れた部屋は、壁も床もその全てが、剥き出しのコンクリートのような無機質な面で覆われていた。広さは10畳程もあるだろうか。部屋の中には昨日見た分娩台のような椅子と、堅い手術台のようなベッドが並んで設置されている。
「森山蘭。プレイを始めます」
蘭の後でイングリットの声がした。
イングリットは金色の砂の入った大きな砂時計をひっくり返すと部屋から出て行った。
1人になった蘭がその硬いベッドに歩み寄りベッドに触れたときだった。蘭の後で女の声が聞こえた。
「そっちがイイの?」
「えっ?」
驚いて振り向いた蘭の前に、30歳位の女が立っていた。
「その椅子よりも、ベッドの方がイイのかと聞いているのよ。森山蘭」
白いシャツに黒いタイトスカート。後にかき上げたブロンドの髪は、緩く波打ちながら背中まで届いている。姿勢のいい立ち方に、張りのある声で話すその話し方は、規則に厳しい女教師を思わせた。
「アナタは今、ベッドに触った。それはそっちを選んだということ……」
「あたしは別に選んだ訳じゃ……」
彼女は両手で蘭の肩に触れた。
「きゃっ!」
その瞬間、まるで電気が走ったような感覚が蘭を襲った。蘭の全身がビクンと震え、そのまま蘭はベッドにもたれ掛かるように倒れた。
「綺麗な体ね。好きよ、アナタみたいな子」
彼女は蘭をベッドに仰向けに横たえると、放心状態の蘭の手をベッドの角に伸ばし、太いベルトで拘束した。脚も大きく拡げベッドの角に伸ばすと、同じようにベルトで拘束してしまった。
「さっきは痛かった? 大丈夫? もうあんなことはしませんからね」
彼女は微笑みながら、シャツの第3ボタンまでを外した。開いたシャツの間から豊かな胸の谷間が見える。
「でも言うことを聞かないと、また痛いことをするわよ……」
そう言いながら彼女は服を脱いでいった。大きな胸にくびれた腰、タイトスカートを脱ぐとスラリとした脚が姿を現した。そしてブラとショーツを脱ぐと彼女は全裸になった。そのまま蘭の横に腰掛けると、ピンク色の乳首を蘭の口元に近づけた。
「舐めて……」
「えっ?」
「舐めるのよ。さぁ、舐めなさい蘭。言うことが聞けないのかしら?」
彼女は片手で蘭の耳たぶを摘んだ。ソコからピリピリとした感じが広がった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土