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あなたの燃える手で

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貴婦人とメイド

23
麗子の微笑んだ瞳に宿る愁いを帯びたような光。それは捕らえた獲物を好きなだけ嬲れるという、残酷な女神の証でもあった。
「この薬はね、最初は湿布を貼ったように熱くなるの。そうねぇ、時間にして約1分位かしら。そしてそれが治まると猛烈な痒みに襲われることになるわ」
「それで痒みはどれくらい続くの?」
「1時間位は持つわ。これだけあれば数日分はあるわね」
「1時間。1滴でそんなに」
「そう、1時間といっても、30分を過ぎれば痒みも半減するけど。もっとも途中で垂らしながら続ければ、常に新たな痒みに襲われることになるわ」
麗子は容器を逆さまにすると、マリアの剥き上げられた肉の棘に容器の先端を近づけた。そこにピンク色の水滴が生まれ、やがて引力に耐えきれなくなった水滴は、すでに真っ赤に充血したマリアの肉の棘に落ちた。
「くぅぅ~。ああぁ。何か、熱くなって・・・」
1滴の媚薬。それはその粘膜からたちまち吸収された。
「そう、ココが火照るように熱いでしょう」
「ふふふっ、痒くなってきた?マリアちゃん」
それは灼熱感を伴ってやって来た。初め微かだった感覚は、むくむくと頭をもたげ、やがて目を覚ましたかのような本格的な痒みへと生まれ変わっていった。いつしか灼熱感は消え、まるで血が逆流するような痒みだけがクローズアップされていった。
「ああぁぁ~かっ、痒いですぅ。麗子様ぁ。ああぁ、何とかしてください」
「本当だ。もう効いてる。そんなに痒いの?マリアちゃん」
「はぁ、はぁ、かっ痒いぃぃ~、いやぁ、ああぁぁああぁぁ」
「そう、そんなに痒いの。かわいそうねぇ~」
「人間痛いのは我慢できても、痒いのは我慢出来ないものねぇ~」
「見て沙樹、さっきよりも赤くなって、プックリしてきたわよ」
「本当だ。マリアちゃんのココが悲鳴を上げてるわよぉ~」
二人はマリアの棘の皮を剥き、観察するように覗き込んだ。
「そろそろいいかしら?麗子さん」
「そうね、始めましょうか。さぁマリア、もっと痒くしてあげる」
「いやぁぁ~。お赦し下さいぃ~」
麗子と沙樹は筆を持つと、肉の棘に左右から筆先を近づけた。そして筆の毛先が触れるか触れないかのような微妙な感覚でマリアに触った。
「くっくぁぁぁぁ~」
それはまるで無数の蟻が集っているかのような力加減でもあった。決して早く動かさず、また止まっていることもない。よく見ないと筆先が離れていることもあるくらい、微妙で繊細な責めだった。
「いやぁぁぁ~痒いっ、もっ、もうだめぇぇ~。はぁぁ、くっくぅぅぅ~」
2本の筆で挟まれたマリアの棘。猛烈な痒みと確実な快感の板挟みの中、マリアの体はのたうった。しかし1番動かしたいその下半身は2人に押さえ込まれ、ピクリとも動けずにいた。
「まだ始まったばかりよ。マリア」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土